ご入園おめでとうございます。朝、子供と一緒に保育所へ登園したところ、スーツを着た家族連れを見掛けました。入園式ですね。
4月1日に入園式を行った保育所等もあれば、今日4月2日に行う保育所等もあるでしょう。今年は桜の満開と重なり、春爛漫の入園式となりそうですね。
一方、入園式を境として家庭での生活は激変します。入園したからと言って、以前の様にフルで働けるわけではありません。気に留めて欲しい点をいくつかご紹介します。
慣らし保育はゆっくりと
全ての保育施設で行われるのが「慣らし保育」です。子供が園生活に慣れる為、少しずつ保育時間を延ばしていきます。初めはお昼前まで、次は昼食後、午睡まで、夕方までと段階を踏んでいきます。
大阪市内の保育所等では、今年から慣らし保育が長期化する可能性があります。2年前に発生した「たんぽぽの国での保育事故」の為です。
第三者委員会がまとめた報告書では「慣らし保育の重要性」が指摘されています。
<危険性>・預かり初期における乳幼児のストレスは、保育に特有なもので、乳幼児が知らない間に疲労がたまり、SIDS発症リスクが高まるとの警告も散見される。
<主な施策>
○入園初期の事故発生の危険性についての周知及び「慣らし保育」の啓発・大阪市は、例えば入所時期との関係での「乳幼児の予期せぬ突然死」の発症率のデータを示すなど、分かりやすく実感できる注意喚起に努められたい。
・「慣らし保育」は、入園初期の事故発生の危険性の軽減策の1つとして有用な可能性があり、大阪市は、社会において幅広い理解が得られるように啓発に取り組まれたい。
○入園初期の情報を効果的に収集する仕組みづくり
・大阪市は、チェックリストを作成し、連絡帳と合わせた活用方法など、入所初期の情報を効果的に収集する仕組みづくりを行い、認可・認可外を問わず情報提供されたい。http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000364/364024/houkokusyo-gaiyo.pdf
保育所等を初めて利用される方の中には、慣らし保育の存在や必要性を知らない方も少なくないでしょう(私もそうでした)。
まずは保育所等が丁寧に説明するのが大切です。また、保護者が疑問に思う点があれば恥ずかしがらずに質問できる場所や雰囲気が重要でしょう。
我が家の場合は子供がなかなか落ち着かず、担任の保育士と相談した結果、他の園児よりも慣らし保育期間を長めに取りました。4月下旬には園生活にも馴染み、徐々に保育園が大好きになっていきました。
病気・発熱・お迎え電話・長期欠席・・・・フルでは回せない仕事
子供の体調は急変します。特に保育所等で集団生活を始めた直後は顕著です。他の子供から病気をもらってしまいます。
昨年1年間で、保育所からお迎え電話が掛かってきたのは1-2回ほどありました。体調が悪化する気配を察知したら、早めに休ませているのも理由の一つでしょう。
ただ、体調を崩して休む日数は減っていません。むしろ増えたかもしれません。熱がなかなか下がらず、続けて休む日が多かった記憶があります。親は交代で仕事を休む様にしました。
子供はいつ体調を崩しても不思議ではありません。フルタイムで集中できるという前提で仕事をスケジューリングすると、一本のお迎え電話が大きな影響を与えかねません。
家事・育児と仕事を両立するには、それぞれに一定の「バッファー」を持たせる事が大切です。翌日や週末に回せる物と回せない物、メリハリが重要です。
どこまで仕事に集中できるかは、しばらく手探りが続くでしょう。実家の助けを借りてギリギリまで働く方もいれば、復職前からの仕事を諦めて転職する方もいます。
提出書類は必ずコピー・スキャン・写真撮影を
入園前、もしくは入園式で大量の書類を渡されるでしょう。園児名簿・緊急連絡表・既往症やアレルギーに関する書類等、保育所等での生活において不可欠な書類です。提出期限までに必ず提出して下さい(園へ一言伝えれば、遅れても大丈夫な筈です)。
提出する前に必ず行って欲しい事があります。「提出した書類を手元でも保存する」ことです。コピー・スキャン・写真撮影、方法は何でも構いません。
何らかの形で手元で保存しておけば、書類に書いた内容を後日でも簡単に確認できます。ミスがあっても気づけます。
また、手元で保存した内容は、翌年以降の書類提出でも活用できます。多くの保育所等では、こうした書類を毎年提出する様に求めているでしょう。
昨年に提出した書類が手元にあれば、新しい書類へ転記するだけで済みます。中には昨年の書類をコピー、変わった箇所だけ修正テープ等で直し、更にコピーして提出する方もいるそうです。
保育士さんと良い関係を
保育所等で毎日会うのは保育士です。養成校や保育士試験をクリアし、その後の保育士経験を経て、子育てや小さな子供への接し方についた豊富な知見や経験を持っています。
実は今朝、保育所へ登園したときに些細なトラブルがあり、子供が大泣きしてしまいました。あたふたしていると保育士が歩き寄り、優しく話しかけてあっという間に落ち着いてしまいました。
園生活のみならず、家庭での子育てについても良い相談相手となります。あくまで園生活への対応が最優先ですが、家庭での様子等についても余裕がある範囲で話を聞いてもらえるでしょう。
なかなか話しかけにくい・時間が合わないのでしたら、「連絡帳」を用いるのも良い方法です。訊きたい事や気になる点を連絡帳へ書いておくと、返事を記入した連絡帳が返ってくるでしょう。
足りない保育所用品は、↓からご購入を
入園式や入園後の登園で、「○○を忘れていた!」と気づく事も多いでしょう。我が家は「大量の紙オムツ」と「ベビーカー用のレインカバー」を急いで購入した覚えがあります。
保育・育児用品で揃っているのはAmazon.co.jpです。大半の育児用品をAmazonで購入しています。
保育所生活で必要になりそうなグッズは、ここでまとめてみました。よろしければご覧下さい。
なお、Amazonで様々な物を購入される際は、当Web上に設置しているamazonリンク・サーチボックスから購入して頂ければ幸いです。購入額の一部がウェブサイトへ還元されます。
ちょうど良いツイートを見掛けました。
春先はキラキラワーママの記事がたくさん出るけれど、あれ超人の瞬間最大風速を切り取っただけだから。「70歳でエベレスト登頂」みたいに「へー、すごい人もいるもんですね」くらいに読んでおけばよく、無理に真似すると燃え尽きる。普通の人は6月頃までは「生きてるだけで精一杯」が普通だよ
— らめーん (@shouwarame) April 2, 2018
入園後はいろいろと大変な事もあります。夫婦・保育所等・勤務先とコミュニケーションを図り、少しずつ「落としどころ」を探っていきましょう。無理は続きません。