2019年度(平成31年度)も今日を含めて残り3日となりました。最後の1カ月の変化が余りに大きく、あっという間に過ぎ去ってしまった様に思います。

さて、4月1日からは新年度が始まります。多くの方がこの日から保育所等に入園します。中には初日から保育が始まる園もあると聞きます。

しかし、社会はコロナウイルスで揺れています。保育所等も例外ではありません。

新年度からの保育は無事に始まるのでしょうか。シチュエーション別に考えてみます。

入園式

大別すると2パターンに分かれるでしょう。感染予防の為に規模を縮小して実施する保育所等と、中止する保育所等です。

あくまで私見となりますが、どちらかが正解と断じるのは難しいです。どちらを選択するとしても、参加者には十分な説明が必要でしょう。

ただ、数年間の思いが詰まった卒園式と比べて、そうした思い入れが(相対的に)少ない入園式は中止にしやすいと感じます。

特に保育所等の新入園児は0~1歳児が多く、式典の最中に大人しく座って待てません。

数年前に参加した入園式では、普段と異なる雰囲気に泣き叫んでずっと抱っこしていたのを覚えています。他の子も似たり寄ったりでした。

慣らし保育

新型コロナウイルスの影響が非常に大きくなりそうなのは、概ね1~2週間に渡って実施される慣らし保育です。

「慣らし保育」とは、子供が園生活に徐々に慣れていく為の準備期間です。初めはお昼前まで、次は昼食後、そして午睡まで、最後には夕方までと段階を踏んでいきます。

「入園直後から朝7時~夜7時まで保育所を利用し、しっかり仕事をする」とは大間違いです。慣らし保育は本当に大切です。

大阪市内の保育所等は慣らし保育を最重要視、その期間を延ばしています。園児が死亡した「たんぽぽの国での保育事故」が、保育初日に発生した為です。

<危険性>・預かり初期における乳幼児のストレスは、保育に特有なもので、乳幼児が知らない間に疲労がたまり、SIDS発症リスクが高まるとの警告も散見される。

<主な施策>
○入園初期の事故発生の危険性についての周知及び「慣らし保育」の啓発・大阪市は、例えば入所時期との関係での「乳幼児の予期せぬ突然死」の発症率のデータを示すなど、分かりやすく実感できる注意喚起に努められたい。
・「慣らし保育」は、入園初期の事故発生の危険性の軽減策の1つとして有用な可能性があり、大阪市は、社会において幅広い理解が得られるように啓発に取り組まれたい。
○入園初期の情報を効果的に収集する仕組みづくり
・大阪市は、チェックリストを作成し、連絡帳と合わせた活用方法など、入所初期の情報を効果的に収集する仕組みづくりを行い、認可・認可外を問わず情報提供されたい。

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000364/364024/houkokusyo-gaiyo.pdf

今年の慣らし保育には、コロナウイルスによって昨年までとは異なる流れとなる可能性が高いです。思いつく物を書き記します。

・徹底的な感染予防(消毒等)
・園児の体調管理が厳格化、閾値が下がる(少しの体調不良や咳等でもお迎えに)
・保育士不足による慣らし保育の手薄化
・外出自粛要請に伴う家庭保育の要請(→慣らし保育期間の先延ばし?)
・感染が蔓延している地域で学校休校が延長され、保育士不足が深刻化
・新入園児を対象とした様々な行事や説明会等の取りやめ

各園によって内容等は大きく違ってきます。また、慣らし保育中の社会情勢の変化により、当初の対応が更に変更される可能性も高いです。

「体調管理・感染予防」と「十分な期間の確保」を

重要なのは「体調管理・感染予防」と「十分な期間の確保」だと感じています。

入園直後や慣らし保育中の園児は、当たり前の様に体調を崩します。慣れない園生活に加え、様々な病気をもらってきます。

4月から毎日登園するのは極めて困難だと思います。2日に1回は小児科等に通院していた覚えがあります。

今年はこれにコロナウイルスが重なります。子供の体温が高かったり咳をしていたら、コロナウイルスに感染している可能性を捨てきれません。

ただ、小さな子供の微熱や咳を必要以上に気にしていたら、保育所等に登園できなくなってしまいます。

ここの見極め、すなわち閾値をどこに設定するかが非常に悩ましいと感じます。

また、今年の慣らし保育中には何が起こるか分かりません。

子供の体調不良に加え、期間中に外出自粛要請・家庭保育要請等が行われ、慣らし保育期間が後ろにずれる事態は十分に考えられます。

例年は1~2週間程度で終わる筈だった慣らし保育が、今年は大型連休前まで掛かってしまう事態は想定しておくべきでしょう。

数日後に何が起こるか、全く想定できません。明日に緊急事態宣言が発表され、慣らし保育どころではなくなるかもしれません。

入園直後は保育の流れが全く分からず、不安な事も多いでしょう。

保育所等とコミュニケーションを取り、少しずつ園生活に慣れる様にして下さい。

毎日の体調管理&感染予防を

様々な報道等を見る限り、不特定ないし多数と共に過ごす(有症者が入り込むリスク)、一定の空間に長時間密閉される、他人と同じ物を触れる(接触感染)、会話や食事等を行う(飛沫感染)と感染するリスクが高いと感じています。

咳や微熱がある方は外出せず、自宅で療養するのが大切ですね。我が家は毎朝検温しています。学校や保育所等では朝の検温を義務化した方がよいかもしれません。

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定期的に換気を行いたいですね。まだ寒い季節が続きますが、着込んで耐えます。

他人とは同じ物を共用せず、触れざるを得ない部分は消毒するのが効果的でしょう。手洗いを徹底し、手袋を常用するのも良いかもしれません。

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マスクや咳エチケットを、そして食事中の会話は避けたいですね。

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除菌用アルコール等の市中在庫は少しずつ復活していますが、マスクは全く見かけません。ドラッグストア等に入荷しているそうですが、即座に完売してしまうと聞きます。

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