新年度を迎えました。遅くなりましたが、ご入園おめでとうございます。それと同時に、入園を待っている方は、早く希望する保育園へ入園できるのを願ってやみません。

入園直後から1ヶ月程度の間に起こりうることを書き出してみました。

お迎え電話は必ず掛かってきます

保育園生活で避けられないのが「お迎え電話」です。体温が一定以上(37.5度や38.0度)になったり、不意のケガ等が起きた場合に掛かってきます。入園直後は体調を崩しやすく、頻繁に電話が掛かってきます。

お迎え電話は避けようがありません。こうした経験がある方は理解されているでしょうが、経験がない方(育児経験が乏しい男性同僚等)は不思議に思うかもしれません。予め事情を説明し、話を通しておくのが望ましいのではないでしょうか。

慣らし保育はゆっくりと

どんな保育施設でも「慣らし保育」が行われるでしょう。保育時間を徐々に延ばし、保育園生活に慣れていくためのステップです。お世話になっている保育所では比較的短い期間が設定されていました。しかし、全ての児童がこの期間内で慣らし保育を終えられたわけではありませんでした。

見ている範囲では、既に兄姉が在園していて毎日の様に保育園に連れてこられていた園児は、比較的順調に慣らし保育が終わっていた印象でした。しかし、保育園が全く初めてという園児はそもそもお母さんと出入口で離れるのを全力で拒否し、その後も泣き続けていました。

大半の園児にとって、大好きなお母さん・お父さんから離れ、他の子供と共同生活を過ごすのは初めてのことでしょう。抵抗があるのは当然です。保育園や保護者の仕事等の状況が許す範囲で、お子様のペースに合わせて徐々に慣らしていくのが良いと感じました。

提出書類は必ずコピーを

入園式や登園初日に、大量の提出書類を渡された事でしょう。園児名簿・緊急時連絡票・既往症やアレルギーに関する書類等、必要不可欠な書類ばかりです。提出期限までに出し、先生から督促を受けない様に気をつけて下さい。

一手間掛けて欲しいのが「提出する前に必ずコピーを取る」という点です。園によって取り扱いが異なるかもしれませんが、お世話になっている保育園ではこうした書類を毎年提出する様になっています。昨年と全く同じ内容であっても、改めて記入して提出しています。

改めて提出するのは仕方ないとしても、作成する手間だけは省きたいです。昨年の書類が手元にあれば、それを転記したら手早く作成できます。合理的に省力化しましょう。

保育士は育児全般の相談相手

特に都市部に住んでいる方は、近所に実家・義実家がない方が少なくないでしょう。夫婦2人、手探りで育児を行うことになります。頼りになるのは保育園の保育士です。子供の様子・よくある病気・上手な育児方法・楽しい遊び等、育児に関する様々な知見を豊富に有しています。

日中に子供の保育をお願いするだけでは勿体ないです。保育園外の出来事であっても育児で困っていることについて相談すると、親身になって話を聞いて下さるでしょう。ただ、4月は様々な業務で忙しいので、タイミング等は図って下さい。

連絡帳は重要なツール

乳児クラスでは「連絡帳」が利用されるでしょう。保護者が自宅での子供の様子を記し、保育園内の様子を保育士が記して降園時に手渡すものです。これを見ると、子供の1日の様子や体調変化が分かります。単純に「昨晩は○○をたくさん食べました」でもOKでしょう。

仕事が忙しい保護者にとり、連絡帳はお子様の様子を保育園へ伝える重要なツールです。口頭で伝えるにはタイミングが必要ですが、連絡帳でしたら確実に伝わります。保育園側から保護者への連絡も同様です。

毎朝の忙しい時間で記入するのは一手間掛かるのは事実です。しかし、気になる点を記入すれば保育園へ確実に伝えられます。また、この半日d何が起きたかを思い起こせます。

気になることは、他の保護者や先生に相談を

保育園では慣れないことが続く一方、「これはおかしいのでは?」と感じる事もあるでしょう。本当におかしい事もあれば、何かしらの理由があってそうしている場合もあります。

保育園・保育士は園児の保育に長けていますが、一方でそれ以外の分野は決して得意ではありません。また、新設の保育園や新卒の保育士では、目が届かない部分も生じてしまうでしょう。

黙ってやり過ごす事もできますが、そのままで何ら改善されないのももやもや感が残ります。気になることがあれば、先生方に相談するのをお勧めします。先生に相談しにくいのであれば、まずは他の保護者に相談するのが無難でしょう。

はっきり伝えるべきなのは園児の安全に直結する分野の話です。ケガ等が生じる危険があれば、迷わず相談・改善依頼をすべきでしょう。保育園に任せきりにしていたら事故が起きてしまった、では遅すぎます。

GWで全てがリセット

徐々に保育園生活に慣れていった後にやってくるのが「5月の大型連休」です。ここで保育園生活を忘れてしまい、連休明け後に大泣きする園児が後を絶ちません。風物詩です。残念ですが、もう一度慣らし保育を行うぐらいの気持ちでいきましょう。

なお、大半の園児は4月の保育園生活で疲れているでしょう。大型連休はあまり外出せず、自宅でゆっくり過ごすのをオススメします。入園祝いとばかりにUSJやディズニーランドへ連れて行くと、連休明けに体調を崩してしまいそうです。

 

全てが初めての保育園生活、まずは少しずつ慣れていきましょう。