ヘルパンギーナの感染が全く止まりません。遂に大阪府や東京都では警報レベルを超えました。全国各地でも猛威を振るっています。
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=48174
大阪では9年ぶりの大流行です。グラフの傾きがここ数年とは比較になりません。爆発的に感染が広がっています。
お世話になっている保育所でも流行っています。狭い保育室で園児同士がうつし合っている様に見えます。
グラフからも分かる通り、コロナ禍の真っ只中だった2020年から2022年はヘルパンギーナは封じ込められていました。2023年にコロナが5類へ移行した事によって大人や学生の行動が活発となり、それを契機として子供の間にも広がったのでしょう。
東京都でも警報レベルを超えました。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/06/22/38.html
大阪でも小児科が混み合い始めました。同じ保育所に通っている園児にも頻繁に会います。その度に「お互いに大変ですね。うちは○○に罹りました。」という会話を頻繁にします。
更に恐ろしいのは未就学児の間でもコロナが広がっている事態です。6月22日に発表された定点医療機関毎の患者数によると、最も多いのは10代、次いで10歳未満でした。特に1~4歳は右肩上がりで増加しています。
ヘルパンギーナ・RS・コロナ、更には手足口病や溶連菌やアデノウイルスも流行ってます。名前が付かない風邪症状も増えています。ここまで様々な病気が同時に子供の間で流行った経験はありません。まさしく百花繚乱です。
実は我が家の子供も今週は全く保育所へ登園できていません。体温は39度を超えたので何らかの感染症を覚悟したのですが、小児科で検査を受けたら何れも陰性でした。
未就学児で頭が痛いのは、子供自身の感染対策が難しいことです。小学生なら「マスク・手洗い・黙食!」と言えるのですが、未就学児では難しいです。保育所では小まめに手洗いを行っているのですが、マスクは難しいです。
それに加えて周囲の大人の感染対策は完全に各自の判断に委ねられています。自分だけの健康なら自己判断・自己責任ですが、周囲の人間(特に感染対策が難しい子供)に感染を広げるリスクを考えていないのはゲンナリとしてしまいます。
実はコロナが5類に移行した後は、未就学児を市内中心部へ連れて行くのは極力避けています。5類移行前の方が出掛けていたぐらいです。
このまま夏休みが来るかと思うと頭が痛いです。