(9/29追記)
先週今週比が急激に減少しています。第9波のピークは過ぎた可能性が高いです。

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新型コロナウイルスが5類に移行した以降、大阪府は定点医療機関ごとの患者数を毎週公表しています。

新型コロナウイルス感染症患者の発生状況について
https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/happyo.html

リアルタイムに近い感染状況は掴みづらいですが、大凡の感染状況は掴めます。しかしながら、どの年代で感染が広がっているかを前週と比較するのが難しくなっています。そこで毎週の年代別データを集約し、比較しやすいグラフで表示し直しました。


これによると、コロナ第9波は10代で大流行している事が分かります。他の年代を圧倒しています。20代の倍の感染者数が報告されています。

大きな要因の一つは、高校における大規模クラスターの発生でしょう。新型コロナの大規模感染により、大阪府内で5-6月にかけて臨時休業・学年休業・学級休業を行った高校が確認されています。

高校でコロナが大流行している切っ掛けは明らかです。「ノーマスクによる運動会・文化祭の実施」です。感染者が紛れ込んだ状態で大勢の生徒がノーマスクで密集して大声を出せば、コロナが急激に流行するのは当然です。

せめて大規模な行事前はマスク着用を促して感染を押さえ込み、運動会では安心して外せる仕組みは取れなかったのでしょうか。

今年の卒業式におけるノーマスクは様々な物議を醸しましたが、事前に警戒されていたほどにコロナが広がらなかったと感じています。式前はマスクを着用しており、感染を一定程度に押さえ込んだ状態で本番を迎えられたのが大きかったでしょう。

10代に次いで多いのは0歳・1~4歳・5~9歳です。グラフでは別個に集計されていますが、合算すると10代に迫ります。学校・幼稚園・保育所等が感染を媒介する場になっているのは否めません。

現在はコロナ以外の病気も大流行しています。子供が体調を崩してしまうと、親も身動きが取れなくなります。子供の学業等も停滞し、後遺症も心配です。

少なくない方が「ノーマスクで子供に笑顔を」という主張を行いましたが、その結果は散々な物です。責任を取って欲しいです。