5歳~11歳向けの新型コロナワクチン接種が3月にも始まります。厚労省の分科会で了承されました。
5~11歳の新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省の専門家による分科会は23日、来年3月にも始める方針を了承した。米ファイザー社製ワクチンを使う。1月以降、薬事承認を経て、正式に決定する。
小児用のワクチンは、大人用とは別の製剤。2月以降に輸入され、自治体に順次配送される。この日の分科会では、5~11歳の子どもに接種機会を提供することに異論は出なかった。
了承したのは厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第28回)です。詳しい資料は「【資料3】新型コロナワクチンの接種について」に掲載されています。
接種開始のプロセスとして、2月以降に輸入見込み、3月以降に国内配送開始・接種開始(予定)とされています。配送後も様々な準備が必要なので、すんなりと3月1日から接種するのは用意ではないでしょう。
ファイザー社が行った試験によると、2回目接種後7日以降の発症予防効果は90.7%、2回目接種後約2か月の追跡期間で安全性が示されたと報告されています。
十分な免疫効果が確認されています。また、7割以上の接種者に副反応が見られましたが、殆どが軽度や中等度(38.9度以下)でした。大人と同じく、接種日や翌日は休ませた方が良さそうです。
子供が受けたい理由・受けたくない理由や、保護者が受けさせたい理由・受けさせたくない理由も掲載されています。
子供の年齢が高くなるに従って受けたい・受けさせたいと考える割合が高くなっています。約7割の当該年齢の保護者が「受けさせたい」と回答しています。
我が家は迷う事無く受けさせます。できれば春休みの内に2回目接種まで行いたいのですが、少し難しいかもしれません。4月は学校や保育所を休ませたくない日が多いので、接種日を組むのに悩んでしまいそうです。
年末年始や1月はオミクロン株が急拡大してしまいそうです。残念ながら、5歳~11歳のワクチン接種は間に合いませんでした。学校や保育所等は非常に脆弱です。
リーディングケースとなりかねないのは、教職員2人がオミクロン株に感染した寝屋川市立木屋小学校です。
もしも多くの児童が感染していたならば、学校等での対策は根本的な転換が迫られます。今日夕方に感染の有無が明らかになる見通しです。今晩の報道を注視しています。