2022年度新型コロナウイルス感染症に対する血清疫学調査報告によると、職業別の既感染者割合が最も高かったのは「幼稚園、保育園などの教育に携わる者」(幼稚園・保育所関係者)でした。調査対象者の61.3%に感染歴が確認されました。

2022年度新型コロナウイルス感染症に対する血清疫学調査報告
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/85/covid19-85b.pdf

詳しい結果はこちらです。

調査対象の中で感染歴がある人間が半数を超えていたのは幼稚園・保育所関係者のみでした。圧倒的に高い割合です。一般的に感染リスクが高いとされる、飲食(45.1%~50%)や医療(42.1%)よりも高かったのは意外でした。

ただ、毎日保育所を利用している立場から考えると、こうした結果に思う当たる場面が非常に多いのも事実です。

まずは労働環境です。基本的に1日を狭い保育室で過ごします。多数の園児と密になり、会話や身体的接触をもって保育を行います。飲食や排泄の介助も行います。

職場において接する相手にも大きな問題があります。低年齢の保育園児(2歳未満)は事実上マスク着用不可、2歳以上の保育園児や幼稚園児も正しく着用するのは容易ではありません。

こうした環境からか保育所や幼稚園はクラスターが起こりやすく、当然の様に先生も巻き込まれます。

我が家がお世話になっている保育所では、昨年に何度もクラスターが発生しました。保育室単位で多くの園児が長期に渡って登園しない光景を何度も目にしました。

特定の先生の姿を数日間も見かけない事もあり、復職後は体調が良く無さそうな表情をしていました。内心で「きっとそうだな・・・・」と感じていました。

コロナに対する警戒感の低下か諦めかは分かりませんが、最近は冷房が効いた保育室内でもマスクを外している先生が多数です。保護者も同様です。

コロナ禍においては保育所や幼稚園を経由して各家庭に感染が広がるケースが多々確認されました。我が家もその一つです。幼稚園や保育所の先生の感染=園児の感染=保護者や兄弟姉妹の感染、です。

新たなる感染症に備え、小さな子供が過ごす施設での感染拡大をどうやって防ぐかは非常に大きな問題です。施設・職員・子供に過度な負担が掛からず、日々の生活の延長線で行える対策を求めています。