昨日10月14日早朝、大阪市北区のマンション25階から4歳の女の子が転落死しました。

【ニュース・10/15更新】4歳女児が25階から転落死 大阪市北区与力町のマンション

こうした事故を防ぐには、家庭でどういった点を気をつけるべきなのでしょうか。

昨年9月に消費者庁が「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!」とのプレスリリースを発表していました。

「夏頃から転落事故が増加」「3~4歳の転落事故が最も多い」「窓が開いた部屋で子どもだけで遊んでいて発生する事例が多い」とされています。本件事故に当てはまる項目ばかりです。

夏頃から転落事故が増加するのは、窓を開ける時期となるからです。東京消防庁の救急搬送データによると、5~6月と9月~10月が最も多くなっています。

7~8月に減少しているのは、冷房を掛ける為に窓を閉め切っている為でしょう。夏場の東京は冷房無しでは耐えられません。

年齢と場所の組み合わせでは、3~4歳児がベランダから転落する事例が最多を占めています。

3歳や4歳は部屋でもどこでも走り回りますし、速度も速くなる時期です。子どもが大きくなるに連れ、追いつくのが大変になりました。

外の景色にも興味津々です。物音がしたら勝手にベランダへ出ようとしたので、何度も何度も厳しく注意しました。

対策はシンプルです。窓やベランダの手すり付近に足場になる様な物を置かない、そして窓を開けた部屋やベランダでは子どもだけで遊ばせないのが重要です。

子供からずっと目を離さないのは無理です。まずはベランダの整理から始めませんか?

なお、コロナ禍で外出するのが難しい一時期に、ベランダにテントを張って遊ぶ事例が持て囃されました。

あの記事を見た第一印象が「子供が遊んだら落ちる」でした。特に子供の遊び場を作る様な記事は大いに問題がありました。

「ベランダは遊び場所ではない」という事を、子供にもしっかりと伝えたいです。