保育士の不適切な対応、すなわち「不適切保育」に関する告発や事件化等が相次いでいます。

【裾野市さくら保育園虐待】保育士3人を暴行容疑で逮捕、保護者アカウントは荒れ模様

【ニュース・10/13追記】男児が死亡した緑のすず乃保育園(那覇市)はうつぶせ寝が常態化、事故前に調査求める訴えも

これらをNHKクローズアップ現代が取り上げました。

なぜ相次ぐ“不適切保育” 子どもの居場所どう守る

保育施設で子どもが亡くなったり、虐待されたりする“不適切保育”の発覚が相次いでいます。静岡では通園バスに置き去りにされた子どもが熱中症で亡くなる痛ましい事件が起きた後、別の施設で園児への暴行の疑いで3人の元保育士が逮捕される事件も。沖縄では施設に4時間預けられた乳児が心肺停止の状態で返される信じがたい事態まで。待機児童解消のために施設を増やし続けてきたいま、現場で何が。実態に迫り課題を明らかにしました。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4738/

https://plus.nhk.jp/watch/pl/c62990e7-250f-4817-b8ed-8c3366df4c87?cid=gendaihk-hp-220116-1(見逃し配信)

番組の要旨を書き起こしました。

・保育の現場が崖っぷちに立たされている現状
・不適切保育を行ったさくら保育園の元保育士が「大変申し訳なかった、直接お詫びをしたい(弁護士談)」と話した。
・とある保育所では保育士が食べるのが遅い園児を怒り、園児の腕を掴んで椅子から無理矢理立たせ、何度も突き飛ばした(一緒に見ていた子供が退いていた)。
・保育士は放心状態となり、座り込んでいた。
・保育士の責任が重く、ストレスややり場のない怒りが出てきたのかもしれない。
・トイレを我慢して膀胱炎になる、胃が痛い、保護者対応が辛い、
・保育士の配置基準が厳しすぎる、実態に合っていない、年齢によっては73年同じ
・諸悪の根源は人が足りない
・別の保育所では、12時間保育をカバーする保育士が足らない、朝夕は手薄になる時間も
・不適切保育が常態化している保育所もある
・(例)他のクラスに置き去りにする、目の前でドアを閉める、廊下に立たせる、頭をこうく、故意に嫌がることをする、無理にやらせる、強いる、泣いている子を放置する、月齢が下のクラスの保育室へ連れて行く、強い口調で注意する、接し方に差がある、故意にいじる
・不適切保育を自覚していない職員もいた
・運営法人の幹部からは口止めを指示された
・新たな職員を採用するのが難しく、不適切保育を行った保育士は今も働き続けている、配置基準を欠けたら困る
・不適切保育が起こる背景は「待遇」と「閉鎖性」
・保育士の給与水準は全産業平均より約5万円低い
・丁寧な保育や教育、アレルギー対応、外国ルーツ等、配置基準が実態に追いついていない
・親が保育現場にいるとは想定されていない制度、親の目が入りにくい
・コロナで保護者が更に保育所内に入りにくくなった
・子供自身は不適切保育に気付かない、訴えられない
・保育施設等での事故報告が急増している、2015年は約400件→2021年は1872件
・量の拡充に質が追いついていない
・通園バス置き去り死が発生したさくら保育園(裾野市)は、8年前に幼稚園から認定こども園へ移行した
・幼稚園時代の在園時間は6時間半だったが、認定こども園移行後は11時間に伸びた
・職員の負担が重くなったので、バス添乗業務をシルバー人材センターへ委託した
緑のすず乃保育園(那覇市)では、4時間預けられた生後3か月26日の男児がうつぶせ寝で死亡した
・午前8時に登園、10時半頃にうつぶせにする様に園長が職員に指示、その後に呼吸チェックはしていなかった、乳幼児全体を見ながら落ち着いて保育する余裕が無かった
・不安ながらも同園を利用せざるを得なかったシングルマザーもいた
・泣き声が止まない等の苦情も寄せられていた
・事故の1か月前(2022年6月23日)の利用者が、翌朝9時5分に那覇市へ強い苦情を伝えていた
・園児に大音量でテレビを見せていた、部屋は真っ暗、どの子が泣いているかを職員は把握できていない、チェアに縛られて泣いている子も、先生の指示を聞かない園児の頭に叩いた、慰霊の日に普段の保育所が利用出来ないのが問題、抜き打ち指導を強く求める
・那覇市は事故3週間前に園を訪問したが、玄関先での口頭確認に留まり、中を見なかった
・立入調査は専門性がある職員2人以上で行っている、2~3時間掛かる、270箇所
・専門性を持つ担当者を確保するのが難しい
・有資格者で施設への指導が出来るのは、一定程度の経験を持つ職員が必要
・今春から認定こども園や保育所の所轄官庁がこども家庭庁となるが、幼稚園は文科省のまま
・親の為では無く、子供の為の保育を考えるべき
・子供の命と心、この2つの安定が大前提になって保育
・「おしいれのぼうけん」が不適切かというと、また違う

不適切保育を行っている保育所等は極一部の筈です(そう思いたい)。でも残念ながら、行われている実態があります。大阪でも様々な話を聞きます。故意に近いケースもあれば、「まさかそんな事が起こるなんて」と想像だにしなかったケースもあります。

ただ、保護者が気をつける事により、そうした保育所等を見抜く事ができる場合もあります。気を付けるべきポイント等は、この30分番組に詰まっています。来週月曜日まで見逃し配信が行われています。保育施設を利用している方は、ぜひともご覧下さい。