沖縄県宜野湾市で散歩中の保育園児が交通事故に巻き込まれました。

 19日午前9時20分ごろ、宜野湾市伊佐の道路を横断していた保育園児が軽自動車にひかれ、7人が救急搬送された。宜野湾署は軽自動車を運転していた20代女性を過失運転致傷の容疑で現行犯逮捕した。

 署や市消防本部によると、7人は現場付近にある保育園の園児で、1~2歳児。事故時は横断歩道を渡っていた。散歩中で、保育士が押すキャリーワゴンに7人が乗っていたと思われる。救急搬送されたが、全員に意識はあるという。擦過傷などを負った子どもはいるが、県警には午前11時40分現在、重傷者がいるとの情報は入っていないという。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1569328.html

事故に巻き込まれたのは、キュート・チャイルド・ケア宜野湾保育園に通う園児と職員でした。0~2歳児が通う認可保育園(=地域型保育事業)、そして事故が発生した時間を踏まえると、可能性がある地域型保育事業はここしかありません。

事故現場は沖縄県宜野湾市の国道58号線宜野湾バイパスの交差点に掛かる横断歩道です。発生時刻は午前9時20分頃でした。登園を終え、朝のお散歩に出掛けている最中でした。

園児達は向かって左から右(南から北)へと横断歩道を渡っていました。そこに軽自動車がスピードを落とさずに突っ込んできました。多数の園児や職員が巻き込まれました。

一瞬、4年前に滋賀県大津市で発生し、多数の園児が犠牲となった交通事故を思い出してしまいました。

【大津保育園児交通事故・6/14追記】2人死亡・1人重体、運転手1名を釈放、横断歩道近くで信号待ち? 号泣する園長

不幸中の幸いな事に、本事故で命を落とした園児や職員等はいませんでした。大切な園児の命を守ったのは、鉄製の散歩カートでした。


https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1571069.html

(白くて細長い物は、カートと園児の頭部がぶつかるのを防ぐ為の緩衝材に見えます。)

最近は折りたためる軽量タイプの散歩カートを利用している保育施設も多いのですが、畳めないタイプの方が頑丈なのは言うまでもありません。鉄柵の密度が全く違います。

欠点は重量です。誰も乗っていない状態でも、少しの力では動きません。たとえば1-2歳児4人が乗っていたら、それだけで40kgを超えます。押すのも引くのも大きな力が必要です。

事故直後の報道では緊急搬送された園児がいないとされていましたが、実際には複数の園児が検査・骨折・臓器損傷等で入院しています。中には数ヶ月の治療を要する園児もいます。

 市の子育て支援課や関係者によると、CT検査などの結果待ちで2人が入院中。園児らは骨折や臓器損傷などのけがを負ったとみられ、全治数カ月を要するという。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1571069.html

鉄製の散歩カートで守られたとは言え、自動車の衝撃は避けられません。倒れた散歩カートから投げ出され、頭部等をぶつけた園児もいるでしょう。軽傷で済んだとの報道に違和感を感じていましたが、やはり重い怪我を負っていました。

子供と一緒に横断歩道を渡る際は、常に赤信号を無視して突っ込んでくる車がいないかと気を配っています。以前に突っ込まれ、間一髪避けた経験がある為です。

ただ、大勢の子供を連れ、散歩カートを押していたら、突っ込んでくる車の存在に気付いても回避行動は取れません。子供1人と複数園児との決定的な違いです。

今回の事故で死者が発生しなかったのは「たまたま」です。自動車がより速いスピードで突っ込んできたら、歩いている園児や職員が自動車にはね飛ばされたら、より凄惨な事故となってしまいました。

かと言って、自動車事故を避ける為に施設内に閉じこもるわけにもいきません。特に地域型保育事業は施設規模が小さく、園庭がない園が専らです。毎日の散歩や外遊びは園児にとっての生命線です。

お散歩・外遊び中の怪我リスクは常に付きまといます。決してゼロにはできません。リスクを最少の物とし、万が一の事態が発生したら早急に対応出来る体制作りが大切だと感じています。

私は必要最低限の初期救急セットを持ち歩いています。