7月下旬以降、人口当たりの感染者数が最も多いのは沖縄県です。

当初は米軍や繁華街関係者の感染が目立っていました。また感染した観光客の存在も注目を集めました。

しかし、最近は傾向に変化があります。子供が巻き込まれるクラスターが相次いで発生しています。

那覇市の保育所で34人感染

那覇市は5日、市内の認可保育所で職員5人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内保育所のクラスターは初めてです。

クラスターになったのは那覇市内の認可保育所で、3日から5日までに那覇市在住の職員5人の感染が確認されています。
これまでのところこの施設に通う園児に感染は確認されていません。
すべての職員と園児に検査を実施する予定で、結果がわかるまでに数日かかる見込みです。
保育所はすでに施設の消毒を終えていて、3日から今週土曜日まで臨時休業しますが、状況によっては延長する可能性があるということです。

https://www.rbc.co.jp/news_rbc/%E9%82%A3%E8%A6%87%E5%B8%82%E3%80%80%E4%BF%9D%E8%82%B2%E6%89%80%E3%81%A7%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%99%BA%E7%94%9F/

那覇の保育園クラスター 沖縄県発表で「34人」 市内保育施設の登園は4割に

 沖縄県那覇市の認可保育園で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した件で、市は11日、この園で同日までに34人の感染者が確認されたと発表した。内訳は園児20人、職員14人で園から報告を受けたという。一方、県は10日、この園で37人の感染が確認されたと発表した。市によると、園は保護者らの報告で感染者数を把握しているが、県発表の人数と異なる理由は不明としている。

 那覇市は11日から15日まで市内の認可保育園などの保護者に家庭保育を要請している。市が11日に約150園の状況を確認したところ、登園した園児の割合は44%で「一定の効果があった」としている。

 西原町は11日、町内の認可保育園に勤める保育士1人の感染を確認したと発表した。保育園は臨時休園し、今後、園内の消毒作業を行う。この保育士が担当していた園児は健康観察のため約2週間登園できない。そのほかの園児は親が医療関係者である場合など休めない事情がある家庭に限定した「特別保育」を17日まで行う。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1172748.html

宜野座村立保育所で16人感染

沖縄県は11日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生している宜野座村立保育所の感染者が、園児と保育士で合計16人に上ると発表した。村は6日に同保育所の職員ら数十人、7日に園児と保護者150人にPCR検査を実施していた。村全体の感染者は11日時点で30人となっている。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/615231

浦添市立小学校で9人感染

 複数の新型コロナウイルス感染が確認された市立小学校で、集団PCR検査等を行った結果、4人の児童の感染が確認されました。今回、感染が確認された児童については、現在、自宅待機をしております。

 当該小学校では、教師3人、児童6人の計9人の感染が判明し、本日、県よりクラスター認定の報告がありました。

 集団PCR検査を受けたその他の児童及び職員の検査結果はすべて陰性ということがわかりました。

 詳しい内容については、現在南部保健所にて調査中ですが、当該小学校は、文部科学省のガイドラインに基づき、すでに校内の一斉消毒作業を終了し8月16日まで休校を延長しております。(以下省略)

http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2020081100145/

大阪府の人口換算で300人~1000人/日の感染者

沖縄県におけるここ1週間の52人~158人で推移しています。差が激しいのは、集団検査の結果や3連休が重なっている為です。

沖縄県の人口は約145人です。人口約880万人(沖縄県の約6倍)の大阪府に当てはめると、毎日300人~1000人の感染者が生じている計算となります。絶句する感染者数です。

これだけ多数の感染者が発生してしまうと、子供が感染してしまうのは避けられません。

とは言え、何としてでも保育施設や学校等でクラスターが発生してしまうのだけは避けたいです。

コロナ対応に苦しむ保育士

そうした中、保育施設としては最大規模となるクラスターが那覇市の保育所で発生してしまいました。34人感染、記憶の範囲では全国最多です。

ただ、保育施設での感染拡大を防ぐのは非常に難しいです。

常に園児の検温は徹底しているでしょうが、園児がマスクを着用してソーシャルディスタンスを保つのは無理な話です。

コロナ対応に多くの保育士がストレスを抱えています。

保育士ら9割「3密避けられず」 感染拡大に伴うストレス要因

 保育所で働く保育士らに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うストレス要因を尋ねたところ「3密が避けられず、子どもや保育者に感染リスクがあること」が90%に上ることが11日、全国保育協議会(東京)などの調査で分かった。

 同協議会は「抱っこやおむつ交換など、乳幼児の保育で密を避けるのは難しい。感染予防で業務量も増えており、保育士のストレスは増加している」と指摘した。

 同協議会と全国保育士会が、8都道府県で緊急事態宣言が継続していた5月18~26日にインターネット上で調査。保育施設の園長や保育士らを対象とし、宮城、新潟両県を除く45都道府県の221人が回答した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed32c638569cce4712961a8d2b174550ebe7e763

全国保育協議会にアンケート結果が掲載されています。

保育士等の現場のストレス要因として考えられる主なもの(3択)

保育士等の働く環境づくりに関して実施していること 保育士等の現場のストレス要因として考えられる主なもの(3択)は、「3つの密が避けられず、こどもや保育者に感染リスクがあること」(90.0%)の割合が最も高く、「感染の予防が十分にできないこと(マスク・消毒液等の衛生用品の不足)」(65.2%)、「安全な保育の方法がわからない」(43.0%)と続く。また、登園を控えている子どもや保護者の支援が十分に行えないことなども要因としてあげられている(41.6%)。

「その他」(13.6%)の記載内容としては、「遠足等の行事の自粛により限定的な保育になる」「業務量の増(感染予防の為の消毒作業・体温チェック・マスク管理等)」「感染症予防のために自粛を訴えていることが伝わらず、咎められる言葉を多々受けること」「行事の中止など、保育内容に制限があり、思うような保育ができない」「今後の見通しが持てないこと」「施設で感染者が発生した場合の対応に不安」「職員に感染者が発生した場合、カバーする余分人数の保育士がいない」「保護者によって、考え方に温度差がある」等があった。

http://www.zenhokyo.gr.jp/top_kiji/covenq_r_0605.pdf

回答内容はいずれも「あるある」と感じました。

マスクや消毒液等の不足感は一時期より解消されたと聞きました(注:アンケートは5月下旬実施)。卸や小売から購入できる様になり、自治体からも配布されているそうです。

3密を避け、安全な保育を行うのは非常に難しいでしょう。コロナ禍に即した安全な保育を行う為の研修が行われた、という話は聞きません。

お世話になっている保育所でも、登園を控えている園児が数人いると聞きました。中には退園した園児もいるそうです。

先生は「保護者や園児が助けを求める声を上げれば動きやすいが、保育所からアプローチするのは時間面でも体力面でも難しい」と話していました。

行事の自粛は絶望的な見通ししかありませんね。

大阪府内でも感染者ゼロの状態が続いていれば明るい見通しが立てられたのですが、眼下の情勢では保守的で安全第一な見通しを立てざるを得ません。

保護者や園児も限界ですが、保育所も限界です。

明日から盆休みです。帰省・旅行・外出しにくいお盆で、ストレスが溜まってしまう家庭は少なくないと思います。私も自信がありません。