令和7年度大阪府公立高等学校入学者一般選抜の合格発表が3月21日に行われました。我が家の中学3年生も進路が決定しました。第1志望の公立校へ進学します。様々な紆余曲折については別記事にてまとめます。

目下の話題は「二次募集」です。一次募集で極めて多くの学校が定員割れとなりました。結果、半数以上(全日制)の学校が二次募集を行います。

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ウェブニュース等で話題になった寝屋川高校は22人、八尾高校は3人を募集します。いずれも定員と一次募集での出願者との差です。両校では一次募集の出願者は全員受験、全員合格となったと考えられます。

残念ながら一次募集で不合格となってしまった方の中には、「どうしても公立へ進学したい。私立はイヤだ。」と考えている方もいるでしょう。しかし、大阪府では誰もが二次募集へ出願できるわけではありません。

令和7年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項に「二次入学者選抜」と言う項目があります。出願要件を定めています。

重要なのは①(まるいち)です。「本入学者選抜出願時に国公私立の高等学校、高等専門学校、特別支援学校高等部のうち、いずれの入学者選抜にも合格していない者(出願していない者を含む。)又は合格しても必要な手続をしなかったため入学の資格を失った者」とあります。

素直に解釈すると、「どの学校にも合格していない、もしくは合格したが入学資格を喪失した者。」と読み取れます。

一般的に中学校では「少なくとも私立の合格を得た上で公立を受験する。」と言う指導が行われています(エンパワ・ステップスクール・特別支援学校・特別な学科・他都道府県への入学希望等、特別な事情がある場合を除く)。

であるが故に、一次選抜で不合格となった中学生が二次選抜の出願資格を有しているケースは例外的な場合となります。

令和6年度入試でも二次選抜が行われましたが、全ての学校で出願者が募集数を下回りました。出願したくてもできない中学生が余りに多いのです。

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令和7年度入試における典型例として、「一次選抜で四條畷高校を受験したが不合格だった。併願合格を得ている私立より、二次募集を行っている寝屋川高校へ進学したい。でも受験できない。」という事例が起こり得ます。実際に起きているでしょう。

実施要綱を素直に読むと、二次選抜へ出願するには併願私立の入学手続を行わずに入学資格を失わなければなりません。

併願私立の入学手続となる入学金の振込期日は、一般的には公立の合格発表日となっています。ここで振り込まずに入学資格を喪失し、二次選抜で寝屋川高校等へ出願する運びとなります。

こうした手順を実施するには、一次選抜に不合格だった場合の対応を合格発表前から念入りに検討しておく必要があるでしょう。合格発表日に考え始めても間に合いません。

恐らくは中学校は渋ります。二次選抜で想定外の受験者が集まってしまい、中学浪人となるリスクを否定しきれない為です。塾も対応に苦慮するでしょう。

「第2志願制」の導入を検討中

大量の二次選抜を行い、多くの欠員が生じたまま新学期を始める公立も困ります。税金によって学校を運営している大阪府も頭を抱えます。

こうした事態を極力解消したいが為に検討されているのが、定員割れ校を対象とした「第2志願制」でしょう。

公立高校入試の第2志望制は定員割れ校が対象、英語資格読替率引き下げ 大阪府教委議事録より

ただ、どの学校が二次選抜の対象となるか分かりません。手間等は掛かりますが、二次選抜で受験しても良いかつ二次選抜が行われそうな学校を数十校ほど記入しておけば、いずれかの学校で二次選抜が行われるでしょう。

選抜方法も問題です。現行は調査書及び面接で選抜を行っています。学力検査はありません。第2志願制にて学力検査の点数を評価するとなると、一次選抜で異なる問題を受けた生徒同士をどうやって比較するかが問題となります。寝屋川高校二次選抜であれば、一次選抜にてC問題を受けた中学生とB問題を受けた中学生が混在します。

あくまで一例となりますが、共通問題を利用している理科や社会の点数を利用するのは一案かもしれません。英国数ほど点数がばらつかず、生徒の学力が素直に出ます。これと調査書を組み合わせれば、概ね妥当な選抜が行えるのではないでしょうか。

詳細等は3月28日(金)14時から行われる、令和7年3月大阪府教育委員会会議にて固まる見通しです。

令和6年度も残り1週間となりました。残り少ない日数での入学準備に右往左往しています。授業料以外の諸費用に戦いています。