(追記)
中間発表が公開されました。
北野1.27倍 三国丘1.30倍… 大阪公立高一般選抜入試出願状況
大阪府教育庁は6日、府内の公立高校一般選抜の出願状況を発表した。全日制課程の総募集人員3万3250人に対し、3万3227人が出願。平均倍率は1・0倍だった。7日も出願を受け付ける。
普通科(単位制を除く)でみると、総募集人員1万9267人に対し1万9111人が出願し、平均倍率0・99倍。普通科単位制は同0・95倍。他の学科の平均倍率は、専門学科が1・07倍、総合学科(クリエイティブスクールを除く)が0・88倍だった。
学力試験は12日、合格発表は21日に行われる。
https://www.sankei.com/article/20250306-AC5IZHU2UVMKHHBRWQED542CLI/
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令和7年度大阪府公立高校一般選抜の願書受付が始まっています(3月5日~7日まで)。今年からオンライン出願へ移行し、様々な手続が変わりました。
最も大きな違いは願書の提出でしょう。昨年までは中学生が受験する公立高校に出願書類を持参していましたが、今年からはパソコン等を用いて保護者が出願します。
オンライン出願システム
https://www.pref.osaka.lg.jp/o180040/kotogakko/gakuji-g3/online-shutsugan.html
出願に関する手続はオンライン化されましたが、それに至る下作業はアナログのままです。オンラインにて入力した志願者情報や出願情報を印刷した用紙が家庭と学校を往復し、何度も赤入れを行いました。最終的に中学校長が承認し、出願開始をもって出願完了となります。
初めての事なので、中学校の先生もよく分かっていません。あやふやな説明や誤った説明もあり、「本当に出願できるのだろうか。」と何度も不安に感じたぐらいです。多くの私立高校が用いているミライコンパスの方が遙かに簡単でした。
半数近くが欠席する中学3年生
中学校は日に日に欠席者が増えているそうです。
教科書を用いた通常授業は1月下旬から2月上旬にかけて概ね終了しました。2月10日に実施された私立高校入試によって半数程度の中学3年生は進路が確定しました。その後は主にプリント学習や自習等を行っているそうです。
しかし、進路が決まった生徒が大人しく勉強するのは難しいのでしょう。自習中に喋ったり騒いだりする生徒が少なくないそうです。1人が話し出すと、つられて周囲も話し始めます。
とばっちりを受けるのは公立高校の受験者です。集中して勉強したいのに勉強しにくい雰囲気、しかも私立高校への進学予定者を対象としたプリントと公立高校向けの勉強は噛み合いません。
多くの生徒が集団で過ごす教室では病気に感染するリスクも低くありません。水面下でインフルエンザや新型コロナが燻り、風邪等も流行っています。
天皇誕生日の頃までは大部分の中学3年生が登校していましたが、それ以降は登校する生徒が徐々に減っています。公立高校への出願を迎えた今週は、遂に半数近くが欠席しました。
「私立高校の入試が終わったら休む生徒が増える。」という話は聞いていました、まさかこれほどとは思いもしませんでした。
学校の先生方は「最後まで登校するように」と呼びかけているそうですが、受験対策を最優先するのであれば「登校せずに自宅や学習塾で勉強する」のが最適解です。学校側も事実上黙認しています。卒業式の準備や練習等はいつ行うのでしょうか。
我が家の子供は「自宅で自習するのはイヤだ、学校でお友達と話して給食を食べたい。」と主張し、今朝もいつも通りに登校しました。半数近くが欠席する3年生の給食は、同じく半分近くが余っているそうです。物価高の時代に勿体ない話です。
例年通りであれば、出願2日目までの出願状況が今晩20時に産経新聞ウェブサイトへ掲載されます(オンライン出願による変更可能性あり)。大阪府の教育関係のニュースは産経新聞が早くて強いですね。