保育所等への入所申込結果通知が到着中です。【重要】大阪市保育所等一斉入所(令和7年度)の結果は本日1/29に到着予定から情報をお寄せ頂けると嬉しいです。
4月から入所する保育所等が内定した方は本当におめでとうございます。内定通知に同封されている書類等に従い、準備等を進めて下さい。保育所等で持ち物等は、【入所準備】保育園グッズのご準備を!我が家はAmazonで買っていますを参考にご購入下さい。
一方で保留となってしまった方は本当に残念です。様々な悲痛な声を頂いています。
しかし、ここで落胆している時間はありません。何としてでも「4月以降の保育の場が見つからない」事態だけは避けなければなりません。選択肢をご紹介します。
2次調整
1次調整で定員を充足しなかった施設、1次調整締切後に開所が決まった施設、3-5歳児向けの空き保育室を利用して行う「期間限定保育」等を対象とした、「2次調整」が行われます。
2次調整を行う施設等は各区役所のウェブサイトに記載されています(大阪市役所ウェブサイト更新情報(非公式):キーワード「保育」からご覧下さい)。区によっては保留通知に対象施設一覧表が同封されています。
但し、現時点で公表されているのは、あくまで1次調整が終了した時点での情報です。それ以降の変動は反映されていません。たとえば1次調整終了後に年度末での退所が判明した児童の情報(年度末で急な転居が決まったケース等)は含まれていません。
こうした情報をウェブサイトにて公表している2次調整予定表に反映させる区もあれば、反映させない区もあります(肌感覚として反映させる区が年々増えています)。決して多くはありませんが、2次調整での募集数が「0人」となっている施設・年齢でも入所できるケースもあります。
どうしても入所したい保育所等(典型例がきょうだいが通っている保育所等)があれば、たとえ募集数が0人でも第1希望とする方法もあります。
しかし、他の保育所等の希望順位が下がってしまう点はご注意下さい。最終募集数が0人だった為に2次調整の第1希望が207点(きょうだい加点)でも決まらず、第2希望(加点無しの200点)でも決まらないケースがあり得ます。
2次調整で多くを占めるのは、1次調整で定員を充足しなかった施設です。入所希望者に対して申込者が少なかった施設・年齢・地域が中心です。多いのは0歳児や地域型保育事業(小規模保育)です。
1次調整と同じく、市中心部・6年保育を行う保育所等・1-3歳児・募集枠が少ない施設等は入所しづらい傾向があります。それぞれの児童毎の点数に応じ、募集枠が多い施設を中心に広範な地域(隣接区や通勤途中の地点を含む)を対象に検討するのが良いでしょう。
また、大阪市では「期間限定保育」が行われています。
主に待機児童問題が深刻な1-2歳児を対象とし、新設保育所等の空き保育室を活用し、2歳児クラスの終了までの保育を行うものです。
卒園後に3歳児クラスへ入所申請する際には卒園児加点(6点)が加えられます。同一保育所等への入所申込もできるので、同じ保育所等で6年間を過ごす事も可能です。
2025年度一斉入所では4施設で実施されます。他区にお住まいの方でも申込可能です。
企業主導型保育・認可外保育施設
2次調整と並行しつつ、企業主導型保育や認可外保育施設を検討する方法もあります。
どちらも「認可外保育施設」ですが、企業主導型保育は一定の公費助成が行われています。それ以外の認可外保育施設と比べると保育料は低く抑えられています。
保育所等への入所申込に際しては、企業主導型保育施設の在園児に対しても「5点」が加点されます。中には企業主導型保育及びきょうだい加点の両方を得ている方もいます。
企業主導型以外の認可外保育施設は、自治体(大阪市)が監督等を行っています。一定の基準を満たしたとして、国や大阪市が世帯所得や年齢に基づいて保育料等の補助を行う施設もあります(詳細はこちら)。
企業主導型保育や認可外保育は保育内容・設備・保育料等がバラバラです。中には問題があり、大阪市から指導等を受けた施設はあります。認可外保育施設立入調査結果は必ず目を通して下さい。
企業主導型保育・認可外保育施設の難点は「保育料の第2子・多子軽減措置の適用対象外」という点です。
大阪市内の保育所等では第2子の保育料が無償化されました。以前は保育所等に通っている児童の人数のみを数えていましたが、現在は小学生以上の人数も数えています。
しかし、認可外保育施設等に在籍している第2子にはこうした措置が適用されません。大阪市の横山市長は企業主導型保育にも適用を拡大したい意向を有していますが、まだ構想段階に留まっています。
第2子以降では保育所等とそれ以外では月々の保育料に大きな差が生じます。企業主導型保育や認可外保育施設の利用を躊躇わせかねません。
幼稚園の預かり保育
3歳以上であれば、幼稚園に入園するという方法もあります。入園申込は10月で締め切られていますが、入園辞退者等が発生して追加募集している園もあります。
多くの幼稚園は夕方や長期休業中に「預かり保育」を行っており、中には保育所に近い時間帯で運営している幼稚園もあります。幼保無償化によって預かり保育も無償化の対象となっています(詳細は園にお問い合わせ下さい)。
ただ、一般的に幼稚園の保護者負担は保育所等より大きいです。幼稚園の保護者は専業主婦やパート勤務舎が多く、そうした方を年頭に置いた時間割や行事が設定されています。保護者参加行事や弁当持参の多さが典型例です。
少なくとも私の周囲には、幼稚園の預かり保育を利用して積極的に就労している方はいません。
こども園の1号認定
大阪市内では幼稚園や保育所からこども園へ移行する施設が急増しています。そうした施設では教育を目的とした「1号認定」の園児を募集しています。長期休業期間が長く、保育時間も限られ、負担する費用も異なりますが、日中は2号園児と同様に過ごしています。
1次調整でこども園へ申し込んだが内定保留になってしまった場合、同じ園の1号認定へ申込という方法も有り得ます。ただ、専ら10月から募集を行っているので、既に申込を終了した園が多いと考えられます。気になっているこども園があれば、お問い合わせ下さい。
育休延長
保育施設の利用を先延ばし、育児休業を延長する方法もあります。
保育所等に入所できなかった場合、育児休業を一定期間延長できる制度が設けられています。要件を満たせば育児休業給付金の受給期間も延長されます。
育休延長の厳格化を心配している方もいるでしょうが、大阪市で一般的な申込手順を踏んでいる限りにおいては育児休業給付金は継続して受給できます。
しかし、延長後に入所できるとは限りません。年度途中入所は募集数が少ないのに加え、認可外保育施設等を利用している児童に点数が加えられる結果、育休明けの途中入所は容易ではないのが実情です。
年度途中の育休明けと同時に認可外保育施設へ入所し、翌年度の一斉入所を待つという方も少なくありません。きょうだい加点と認可外保育施設加点を組み合わせる事により、募集数が極めて少ない保育所等の限られた枠で入所するという荒技もあります。
まずは区役所へ相談、各施設の見学を
大阪市保育所等一斉入所(令和7年度)2次調整の締切は2025年2月7日(金)です。例年より短い、1週間強しかありません。
2次調整等を考えている方は、まずは早急に区役所へご相談下さい。区役所には地域の保育施設に関する情報が集まってきます。一斉入所の結果を基に、現在の状況や今度の見通し等をアドバイスしてくれるでしょう。
同時に入所申込を検討している施設に連絡し、見学を申し込んで下さい。園児の募集に苦労している保育施設が年々増えており、多くの施設は見学を大歓迎しています。反対に見学を渋る保育施設は入所を避けるべきです。
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