1月もはや2週目となり、すっかり正月気分は抜けてしまいました。久しぶりの登園にも関わらず、子供は初日から元気いっぱいで登園しています。自宅より保育所が楽しい様子で、少しさみしさも感じます。

皆さんは年末年始をどの様に過ごされたでしょうか。大阪でゆっくり・実家へ帰省・海外等へ旅行・病気でスケジュールが白紙等、様々な過ごし方があったと思います。

予定を立てるに当たって重要な要素となるのは「保育所等の年末年始休園期間」です。保護者等の年末年始休暇と上手く重なれば良いのですが、そうでなければ日中の過ごし方を考えなければなりません。

大半の施設は「12月29日~1月3日」を休園

保育所等の年末年始休園期間はどの様になっているのでしょうか。大阪市北区にある保育所等(25施設)をサンプルとし、簡単に比較してみました。

休園日数休園期間施設数
6日間12月29日~1月3日16施設
7日間12月29日~1月4日等3施設
8日間12月28日~1月4日1施設
9日間12月29日~1月6日1施設
不明4施設

6割強を占めたのは、「6日間」という施設でした。市役所等と同じ12月29日~1月3日を休園期間としていました。一定数の企業も同じ期間を年末年始休業としているでしょう。

1割程度の施設は「7日間」を年末年始休園としていました。12月29日~1月4日(稀に28日~3日というパターンもあり)を休園期間としています。

中には更に長い期間を休園している施設もありました。最も長いのは、鶴満寺保育所の「9日間(12月29日~1月6日)」です。

多くの施設が設定している6日間の休園期間であれば、少なくともどちらかの保護者が休業期間となって在宅できるケースが専らでしょう。

しかし、休園期間が7日・8日・9日間と伸びるにつれて、徐々に調整の度合いが増していきます。特に1月4日を仕事始めとする企業等は多く、この日に保育所等が開所していないと初日から休暇取得を迫られてしまいます。

年末年始保育への需要の強さと少なさ?

より深刻なのは年末年始も普段と変わりなく出勤している方達です。小売・宿泊・飲食・運輸業等、年末年始が特に忙しい業種は少なくありません。大晦日も正月も「普段通りに保育して欲しい!」というニーズはあるでしょう。

しかし、年末年始に保育所等を開園するのは決して容易ではなさそうです。開園に伴う人件費や固定費はもとより、普段から忙しい保育士がまとまって取得できる休暇を減らすのは躊躇われます。

また、ただでさえ冬休み中は保育所等は登園者が少なく、年末年始となれば更に限られるでしょう。強いニーズはありそうですが、ニーズ量その物は大きく無さそうです。

日曜保育と同じ様に各地域毎で1-2園を開所する、公立保育所を開所する等、様々な対策が浮かびます。しかし、どれも何らかの難点があります。

反対に、子育て中の家庭に対しては年末年始の休暇を容易に取得できる様に企業サイドへ促す方法もあるでしょう。しかし、少ない有給休暇の取得を強いられる、休み無く出勤している同僚に対する気兼ねから、実現は困難でしょう。

前段階として、まずは年末年始の休園期間を長くとも「12月29日~1月3日」に一本化されれば、と感じます。

皆さんがお世話になっている保育所等は、どの様な年末年始休業だったでしょうか?。感想等と共に、コメントで教えて頂ける嬉しいです。