大阪府のコロナ感染者数は急激に増加しています。既に1万人を越え、近い内に2万人を越える可能性が高まっています。

大阪市内の学校でも感染者が相次いでいます。新たに大阪市立喜連東小学校中泉尾小学校が臨時休業を行っています。

大阪市教委は臨時休業基準を第6波の最中に大幅に引き上げました。それにも関わらず臨時休業を行うと言う事は、校内の広い範囲に感染が広がっている実態を表しています。

中泉尾小学校は7月下旬に予定していた林間学習を延期すると決定しました。致し方ない判断でしょう。

5年生保護者の皆様、現在中泉尾小学校では、新型コロナウイルス感染症による体調不良者が多くなっております。そして、5年生でも体調不良者が増えつつあります。このような状況ですので、学校医、教育委員会とも協議をしました結果、林間学習を延期することといたしました。

http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e581212&frame=weblog&type=1&column_id=2055892&category_id=476

コロナ感染者が急増しているタイミングでの宿泊行事はハイリスクです。長時間の移動、集団での食事や宿泊等、感染が広がりやすい要素が満ちあふれています。

修学旅行中に感染が広がった可能性があるケースもあります。大阪市立瑞光中学校です。

同校は7月5日から7日に掛けて長野白馬方面へ2泊3日の修学旅行へ出掛けました。が、8日には教職員の感染が判明、そして11日は3年生が臨時休業し、12日から14日まで学年休業を行いました。修学旅行中に感染が広がったと考えても矛盾はありません(断定する物ではありません)。

ただ、だからといって修学旅行を取りやめるわけにもいかなかったでしょう。体調不良者は参加させず、万全の感染対策を行っていた筈です。それでも広がります。

今後心配されるのは、夏休み中に予定されている林間学校等の宿泊行事、及び運動関係の集まりです。

今週末は3連休があります。ここで感染者が更に増えるのは避けられません。その勢いのままに夏休みが始まります。

そこで林間学校に出掛けても、現地で体調を崩す児童生徒が続出するのは不可避です。病院搬送や保護者へのお迎え依頼が続出します。可能であれば、1学期の内に「夏休み中の林間学校は当面延期する」と判断すべきです。

運動関係の集まりも心配です。既に近隣地域のスポーツ少年団や部活動等で集団感染が発生したという話を聞いています。今後は他チームとの練習試合や大規模な大会もあります。大クラスターが発生します。

何だか第6波と似たような広がり方ですね。それに加え、現在は感染予防に対する意識が非常に緩くなっています。暑さでマスクを外す機会も多いです。全てがマイナスに働いています。

既に子供の間でも感染が急激に広がっています。最も効果的な対策はワクチンです。まだ接種していない方は、今からでも接種して下さい。仮に感染したとしても、症状が軽く済むケースが多いです。