2学期が始まった当初は落ち着きを見せていた就学児や10代のコロナ感染者ですが、徐々に異変が生じています。夏休み中は急減したにも関わらず、下げ止まろうとしています。
9月1日~7日における大阪府の感染者を100とした場合、8日~14日における全年齢の感染者は78に減少しています。しかし就学児の感染者は96に留まっています。10代は90です。
https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/happyo.htmlより作成
この原因は明らかに「2学期」です。多くの子供が学校に集まり、学校を介しての感染拡大が発生している事を強く示唆しています。
実は大阪市立学校で2学期に全校臨時休業を行ったのは3学校園のみです。1つは幼稚園、1つは市外にある児童養護施設に併設された学校です。大阪市内にある学校で臨時休業が行われたのは、本庄中学校のみです。
しかしながら、多くの学校でコロナ感染者が発生しているという話を頻繁に聞いています。お世話になっている学校でもコロナ感染による欠席者が相次ぎ、学級閉鎖や学年閉鎖等を行っています。1週間前はほぼ全員が出席していたそうですが、僅かな間で様変わりしてしまいました。
心当たりがあるのは運動会の練習です。残暑の残る中、当然ながらマスクを外して練習を行っています。密集や密着する事も多いのですが、ノーマスクでも話す子が少なくありません。先生も頻繁に注意しているそうですが、なかなか効果が上がらないと聞きます。
近隣校では宿泊行事を契機に感染が広がったとも聞きました。「修学旅行先で子供が発症・陽性確定し、親が数時間掛けて迎えに行った」「同じグループの子はほぼ全員陽性だったみたい」「翌日に登校したら別教室に留め置きされ、保護者が迎えに来た」という生々しい話です。
学校としては全校臨時休業を極力避け、学級休業や学年休業に留めたい意向だそうです。ただ、通常通りの授業を行っている学級でも欠席者が増えており、学習の遅れ等の課題は避けられません。
社会全体の感染減とは異なり、大阪府の就学児・10代の感染者は下げ止まろうとしています。今後は反転上昇する可能性が高まっています。
学校という場所を開き続ける事は重要かつ必要です。その反面、やはりハイリスクな行事や活動はまだまだ危険だと感じています。万全の感染予防策を講じても、その中に感染者が入り込んでしまうと感染が広がってしまいます。
また、子供のワクチン接種は全くと言って良いほどに進んでいません。大阪府で2回目接種を受けた5歳~11歳は、僅か7.5%のみです。恐らくは全国最低です。3回目接種を受けた12〜17歳も21.6%のみです。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00433710/ikkatsu2.pdf
まだまだコロナと付き合う日々が続きます。今後も学校や保育所等を通じて子供の間に広がり、それが他年代へ波及していくのでしょう。
第8波は意外に早いかもしれません。9月や10月の内に遠出等を済ませ、追加のワクチン接種を行い、来たるべき第8波に備えるつもりです。
ワクチンの副反応や後遺症について、子どもも安全という結果がまだ新しいワクチンで確実ではないので子どもが5歳になった時に接種をするべきなのか悩んでいます。医療従事者の叔父が健康な人がワクチンを打ち後遺症に悩まされるケースも聞いているので、よどきかく様はリスクなどを天秤にかけた上で、どのような観点でお子さんに接種をさせたか教えていただけると幸いです。