先日、行列で並んで入店しようとした人気ラーメン店にて「子供はダメ」と断られた話が激しく炎上しました。

人気ラーメン店「子連れはお断り」に納得いかない! 法的に問題ないの?
https://www.bengo4.com/c_18/n_14613/

これに対し、実際にお断りしている「ら~めん麵虎」店主が実情を指摘しました。

使用済みおむつ置いていく親も…“子連れお断り”のラーメン店主が怒りの告白「保護者に問題がある」
https://jisin.jp/domestic/2110417/2/

同店のウェブサイトにも注意書きが掲載されています。

令和2年2月11日午後6時50分から小学校未就学児連れの来店は、お断りしています。入店は、お断りしています。理由は、保護者のマナーが悪いので。(携帯機器ばかりで子どもほったらかし飲食店にオムツを置いて帰るなど、数えあければキリがない。

http://mentigers.com

店にも合理的な範囲で客を選ぶ自由がある以上、「子連れNGはおかしい」と指摘するつもりはありません。ただ、列に並んで入店する直前に言われると萎えてしまいます。事前にウェブサイトや店頭張り紙等で告知しておいてもらいたいです。

でも、やはり全面NGは堪えますね。「平日のランチタイムは子連れご遠慮下さい」程度でしたら許容できるのですが。

問題はこの先にあります。子連れNGは店の自由である反面、こうした店は実際には極めて大きな損失を生じてさせているのは間違いありません。

限られた私の経験での話ですが、子連れNGという店には、子供が大きくなった後も、子供がいない時(学校や保育所等にいる時間帯)でも足が向かなくなってしまいました。

大きな声で泣く機会が多い乳児の頃ならともかく、未就学児の間も行かなかった店は「(頭の中にある)飲食店リスト」から落ちてしまいます。選択肢に上がらなくなってしまうのです。「久しぶりに行こうか」という気にならないのです。

子供が大きくなった後も同じです。四苦八苦して未就学児を育てていた頃に子連れOKだった飲食店を利用し続けています。

幸いな事に、身近な飲食店の多くは子連れOKが殆どでした。混んでいる時間帯は避ける(出来るだけ開店直後を狙う)、できればテーブル席がある店を選ぶ、短時間で食べる等、やや過剰に気を遣いました。

お店に申し訳ないと感じたのは、注文する量でした。未就学児には大人用の食事は多すぎました。子供用にメニューもありません。別に取り皿を準備して貰い、大人の食事の一部を分ける様にしていました。

そうした子連れ客が多かったのでしょうか。数年後には新メニューとして「お子様セット」が登場しました。分量は年中・年長にピッタリ、値段も手頃(店の利益は殆ど出ない水準)でした。

こうした子連れに優しい店は、子供が大きくなってからもファミリー客が集まります。大きくなった子供は、1人前の食事を食べます。短期的には収益を圧迫するかもしれませんが、数年後には優良な客となります。

先に紹介したラーメン店は、子連れ客のマナーの悪さを理由に挙げていました。しかし、携帯電話ばかりを触ったり、店にゴミを残して帰る客は子連れ客に限りません。

店が客を選ぶ権利があるのと同じ様に、子連れ客にも店を選ぶ権利があります。子連れに冷たい店は、子供が大きくなった後も、大きくなった子供からも選ばれないでしょう。

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