昨晩に通った駅前の居酒屋や飲食店は、どこも閑古鳥が鳴いていました。先週まではチラホラと見かけた酔客も、昨晩は全然いませんでした。客足がパタリとと止まりました。第6波までに何度も見られた「自主的自粛」が進んでいます。

政府や自治体は「経済活動を回す」と主張して行動制限等を行っていませんが、多くの住民は「経済活動より感染防止」に軸足を置いた行動を取り始めています。感染するリスクがあったら、経済活動なんて回りません。

感染急増は地域活動にも影を落としています。昨晩、小学校経由で連合町会からのメールが届きました。「夏祭り・盆踊りを中止する」と書かれていました。

大阪府内のコロナ感染者、特に子供が感染するケースが急増している事態を鑑みると、致し方ない判断です。仮に開催するとしても、子供を行かせるつもりはありませんでした。

隣接する学区の盆踊りも中止になったと聞きました。大阪市内の大半の地域では、同じような対応を行っていると考えられます。

保育所は登園する園児が減少したままです。コロナ感染の広がりは止まりましたが、今も半数程度の園児しか登園していません。聞くところによると、同居家族が職場や学校経由等で感染してしまい、園児が感染/濃厚接触者となってしまったケースが多いそうです。

春先の賑わいと比べると、今は園内が静まりかえっています。

熱中症対策の為、園児はマスクを着用していません。ただ、気候が涼しくなる10月頃までには、マスク着用の有無を改めて判断する必要がありそうです。

極めて深刻な状況にも関わらず、この危機感を受け止めていない人もいますね。街中にはノーマスクで大声で話している学生グループがありました。意識の低さや無警戒な行動から明らかに危険なので、露骨に距離を取りました。

受け止めていない組織は他にもあります。それは「学校」です。

たまたま会った先生に「(7月下旬に予定している)林間学校は行けそうですか?」と訊ねたところ、当たり前の様に「行きます」との返事がありました。「本当ですか???」と聞き返したのですが、「市教委から中止や延期と言った指示がない以上、行くよ。」との事でした。

政府や大阪府等から教育現場の行動制限に関する指針や指示等が出されていない以上、市教委は特段の指示等を行う様子は窺えません。これまでと同じ様に「感染対策に万全を期し、予定通りに行う」という考えなのでしょう。

でも、果たして本当に大丈夫なのでしょうか。教育活動が重要とは言え、ここはブレーキを踏むタイミングだと考えています。

政府が「行動制限を行わない」と打ち出してしまったので、各自の対策がバラバラな物となっています。他人の適切な対策が期待できない以上、自分や家族はより厳重な対策をせざるを得ません。

感染や自宅隔離に備え、我が家でも食料備蓄を増やしています。レトルト食品が溢れかえっています。