7月18日の大阪府コロナ感染者は4,859人でした。3連休の末日にも関わらず、5,000人に達しようとする人数です。明後日以降は当然のように1万人、更には2万人を越えそうです。

10代感染者が突出して多い傾向にも変わりがありません。中学校や高校を中心に、感染が止まらない状況が窺えます。部活動や宿泊行事はハイリスクです。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0718.pdf

この3連休は殆ど外出せず、自宅でゆっくり過ごしました。以前から感染者が増える可能性が高いと見越していたので、敢えて予定等は入れませんでした。代わりに近所や大阪市内の気になる場所の様子を観察しました。

土曜日は近所の医療機関を子供が受診しました(発熱ではありません)。早い時間に訪れたのですが、普段の土曜日とは違った光景が広がっていました。待合室は閑散としていたのですが、電話は鳴り続けていました。

この医療機関は発熱外来(小児も含む)を行っています。電話は受診予約でした(予約必須)。電話を切ったと思ったら、休む間もなく電話が鳴っていました。

診察を終えてからも、電話は鳴っています。診察前は予約時間を伝えていたのですが、診察後は「本日の発熱外来の受付は終了しました」との応答に変わっていました。まだ10時前です。電話は未だ鳴り止みません。

相当数の発熱患者が発熱外来に辿り着けず、高熱に苦しむ3連休を過ごしたと容易に想像できます。

子供関係でどうしても買いたい物があったので、日曜日は大阪市内中心の百貨店や商業施設に出掛けました。

感染者急増によって人流は大きく減少していると思いきや、全然減っていませんでした。6-7月のピーク時より減っていたかもしれませんが、コロナ禍以降でここまで混み合った百貨店等は見た覚えがありません。

特に混んでいたのは若年層向けの物販店や飲食店でした。物販店は肩が触れる程の混雑も目立ち、レジは長蛇の列が形成されていました。

飲食店も同様です。長蛇の列に加え、アクリル板は撤去が進み、マスクを外して大声で騒ぐ姿も目立ちました。何よりも換気が全く出来ていない店が多かったです。完全に締め切り、涼しい空間を作り出していました。

パンク状態の発熱外来、減らない人流、混み合う飲食店、導き出される答えは一つだけです。大阪府内のコロナ感染者は、更に爆発的に増加します。

様々な意見や状況報告等をまとめると、第7波では真っ先に発熱外来や小児科が機能不全に陥りそうです。受診できない間に症状が悪化し、重症化する事例も目立ってしまいそうです。

現在は学校や保育所等で感染が急拡大していると考えられます。大阪市内の学校は休校等は可能な限り回避する代わりに、校内感染の広がりは避けられないでしょう。お世話になっている学校でも、特定のクラス・学年でコロナ感染が広がっている話を聞きます。

より厳しいのは保育所です。お世話になっている保育所では、この1週間の間に10人以上の感染者が確認されています。感染者は特定のクラスに集中しており、クラス閉鎖が行われています。

それ以外のクラスでも欠席者が増えています。コロナ濃厚接触者、感染性胃腸炎やRSウイルス、暑さによる体調不良等、様々な疾病等が何重にも襲いかかっています。

現在は様々な行動制限等は行われていません。家庭保育の協力要請もありません。感染の拡大を減らそうとする動きは極めて乏しいです。子育て世帯の欠勤者が増え、社会活動が滞るのは避けられません、

どこまで感染者が増えてしまうのでしょうか。先は全く見通せません。

こうした状況なので、我が家は帰省する予定を白紙に戻しました。とても帰省できません。帰省先の周辺地域でも多くの感染者が発生しています。9月の3連休当たりで帰省できれば十分です。