大阪府のコロナ感染者が著しい勢いで増加しています。

大阪府は12日、新たに9960人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。9000人を上回るのはことしの3月2日以来で、前の週の同じ曜日と比べて2.2倍に増えました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220712/k10013713791000.html

新たに大阪市立喜連東小学校が臨時休校を行っています。

軽症中等症病床は早くも本日からフェーズ5へと引き上げられました。

年外別の感染者が最も多いのは10代です。第6波までの初期段階では10代~30代が満遍なく多かったので、10代の多さは異様です。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0712.pdf

この年齢層の大半を占めるのは、中学生と高校生です。中学校や高校を中心とした感染拡大が収まらない状態が示唆されています。ここから他の年齢層にも飛び火しているのでしょう。

多くの学校は来週で1学期が終わります。その後は教室を舞台とした感染拡大は収まるでしょうが、部活動での感染拡大がますます広がります。特に屋内での練習や試合、そして大会は要要要注意です。

大阪での感染者はどこまで増えてしまうのでしょうか。先行指標となるのは、東京都発熱相談センターへの相談数です。

直近である7月11日の相談件数は、過去2番目に多い7,579件でした。グラフは未だ急増を示しており、翌日以降も更に増えるのは避けられません。

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/number-of-reports-to-tokyo-fever-consultation-center/

過去に最も相談件数が多かったのは、2月11日の7,677件でした。その1週間前には東京の1日の感染者数が2万人を突破しました。

発熱相談件数は数日中に最多を更新し、更に増加するのはさけられない情勢です。東京がこうした状態なので、大阪も似た状態だと考えられます。

あくまで推測となりますが、1日の感染者数は東京で2万人を優に超え、大阪も2万人に到達するのではないかと推測しています。データを見る限り、2月の感染爆発の再来が強く示唆されています。

政府や自治体は「行動制限や飲食時短等は要請しない」としています。だが、果たしてそれで乗り切れるかは怪しい情勢です。

また、様々な要請を行わなくとも、人々の行動は自然に控えられます。今は大混雑している居酒屋や飲食店も、日を追うにつれて客足は遠のいていくでしょう。「自然と自粛して収まる」という光景を、何度も見てきました。

お世話になっている保育所でも学校でも、毎日の様にコロナ感染者や濃厚接触者が発生しています。学校からは連絡等はありませんが、「○○さんが何日も休んでいる」といった話で察しは付きます。

もうすぐ夏休みとなります。が、今年もできる限り静かに過ごす予定です。帰省の有無も再検討します。少なくとも混み合うハイシーズンは避けます。