立川市立第六小学校の3年生でインフルエンザが猛威を振るっています。
約30%の児童がインフルエンザに感染し、学年閉鎖が行われました。東京都内の公立学校でインフルエンザによる学年閉鎖が行われたのは、2020年3月以来です。
学校でインフルエンザの学年閉鎖 都内公立校 おととし以来
東京 立川市の小学校で、インフルエンザによる学年閉鎖が行われました。都内の公立学校で、インフルエンザによる学年閉鎖などの措置がとられるのはおととし3月以来です。
都教育委員会と立川市教育委員会によりますと、立川市立第六小学校で、3年生45人のうち14人がインフルエンザに感染し、22日までの2日間、学年閉鎖が行われました。
都によりますと、都内の公立学校でインフルエンザによって学年閉鎖や学級閉鎖となる措置が行われたのは、おととし3月以来です。(以下省略)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220623/k10013685411000.html
30%の児童が感染してしまいました。他の学年では目立った感染話が出ていません。となると、個別に広がったのでは泣く、3年生のみで行われた何らかの機会に感染が急拡大してしまったと考えるのが自然でしょう。
一部には「学校での脱マスクを強く促したのが原因では?」との指摘もあります。以前から給食時はマスクを外し、更に最近は登下校や体育の時間にも外す様になっています。
実は立川市の小学校の体育館は冷房が完備されています。
この夏、立川市立の全小中学校体育館にエアコンの設置が完了しました。
https://www.komei.or.jp/km/tachikawa-se-nobuhiro/2020/10/17/js00218/
効果的に冷房を用いる為に体育館を閉め切り(=不十分な換気)、マスクを外して激しい呼気が行き交う密集した運動を行っていたら、インフルエンザが広がってしまうのも無理はありません。
学校における感染拡大は大阪市でも懸念されます。
大阪市は一部医療機関でインフルエンザ患者数を定点観察しています。幸いな事に、6月13日~19日の週ではインフルエンザは確認されていません。
ただ、あくまで定点観察している医療機関で確認された患者数のみです。これ以外の医療機関を受診していたり、そもそもインフルエンザの検査を受けずに過ごしている方は漏れてしまいます。
先日に子供が発熱して医療機関を受診した際は、コロナウイルス・溶連菌・アデノウイルスの検査を行いました(いずれも陰性)が、インフルエンザの検査は行いませんでした。家族や他の園児がインフルエンザの様な症状を発していないので、仮にインフル検査を行っても陰性だったでしょう。
学校での脱マスクが進むにつれ、インフルエンザ等が流行しやすくなるのは間違いありません。マスク生活を強いられたこの2年間、インフルエンザが死に絶えたのがその証左です。
より心配なのは、ほぼ常にマスクを着用していない保育園児です。保育所等はただでさえインフルエンザが流行しやすい場所です。もしも入り込んだら、信じられない早さで広がってしまうでしょう。
コロナやインフルエンザ等を予防するには、手洗い・換気・マスクが大切です。熱中症も心配ですが、こうした対策は今後も継続していきたいです。
今日の様な猛烈な暑さが続くと、強い冷房を掛けて締め切ってしまう場所が増えてしまいます。暑さでビールも進みます。コロナはワクチンで予防できる方が多いですが、インフルエンザに対しては無防備です。遂にインフルエンザが大流行してしまいそうです。