年末年始の休暇延長、どれだけの人にメリットがあるのでしょうか。
政府が23日に開く新型コロナウイルス感染症対策分科会で、年末年始の休暇の延長を提言することが分かった。来年1月4日の月曜日を仕事始めとする企業が多いとみられ、帰省や旅行、初詣などによる人出増を分散するため、11日の成人の日まで休みを延ばすよう働き掛ける。
年末年始は帰省による高齢者との接触機会や、団体での飲食が増えることが予想される。インフルエンザの同時流行も懸念されており、23日の分科会では年末年始の過ごし方に関する注意点を取りまとめ、国民に広く呼び掛ける見通しだ。
集団感染の抑制への取り組みや、イベント制限の緩和に向けた実証実験についても議論する。
こうした提言の趣旨は、既に2日前に西村担当大臣が発言していました。
西村大臣「年始は11日まで連続休暇検討を」と新経連に要請
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4107620.html
11日までの連続休暇、そして帰省の分散化と言われても、小学生がいる子育て世帯は無理な話です。
休校の長期化による授業時間減を補う為、大阪市立学校は冬季休業を例年より短くしています。
多くの方の帰省日程は、例年以上に年末年始へ集中するでしょう。
仕事初めを11日まで延ばしても、学校の3学期始業は延びません。帰省日程を1月3日~5日に変更するのが関の山です。
帰省等を分散化させたいのであれば、年末年始の前後に3連休~4連休があると助かりますね。
今回は1月9日~11日(月祝)の帰省という選択肢があります。でも、休暇が延長されると11日に移動が集中しそうです。
初詣を分散させるのであれば、大晦日の鉄道終夜運行は中止になりそうですね。
また、休業を伸ばす事により、給与が少なくなる人が続出するのは避けられません。2000万人以上の非正規労働者の姿は見えているのでしょうか。
今年は年末の帰省を見送る予定です。先日帰省した際にコロナ対策が全く行われていなかったショックが、未だに尾を引いています。
年末は忘年会クラスターが多発しそうですね。多くの医療機関が休業している年末年始に発症したら、本当に大変です。