ここ数日の暑さが堪えています。子供達は平気ですが、早くも親はへたり気味です。エアコンを付けようとすると、子供に「未だ大丈夫、節電しよ」と制止されてしまいます。嬉しいような困ったような、複雑な感情です。
遂に保育所では水遊びが、小学校ではプール授業が始まりました。
保育所ではコロナ禍の昨年から水遊びを全面的に再開していました(流石に2020年は中止)。
コロナは心配ですが、保育室もプールも感染リスクは変わらないとの判断です。確かに保育室もプールもノーマスクですから、プール遊びが感染リスクを引き上げるものではないでしょう。
3-5歳児は浅いプールを、0-2歳児は大きなタライやビニールプールを使用しています。当初は足首だけ水に浸かったり、シャワーを浴びる所から始め、徐々に水に親しんでいく方針だそうです。
また、4-5歳児は服を着たままプールに入る時間があります。どれだけ身体を動かしにくいかを実感する為だそうです。
小学校も始まりました。昨年は僅かな時間(確か3時間程度)しかありませんでしたが、今年はコロナ禍前と同程度の授業時間を見込んでいます。感染リスクが高いのは更衣室なので、先生方も「更衣室では喋らない」と注意しているそうです。
始めは着衣水泳を行い、その後は一般的な水泳の授業を行います。
親としては準備が大変ですが、待ちに待った授業とも言えます。と言うのはここのところ、子供の水難事故が多発しているのが気になっていたからです。
つい先日は兵庫県の揖保川で中学生が、少し前には京都府の宇治川で小学生が川遊び中に行方不明となり、死亡が確認されたばかりです。
26日午後0時半ごろ、兵庫県たつの市龍野町北龍野の揖保川で、地元の中学2年の小寺正義さん(13)=たつの市=が流されたと同級生が119番した。地元消防などがヘリコプターやボートで捜索し午後3時45分ごろ、川の中で沈んでいる小寺さんを発見、救助したが、約1時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202206/0015419815.shtml
そして6月10日に宇治川の下流にあたる大阪府高槻市の淀川で釣りをしていた男性が川に浮いている遺体を発見し警察に通報しました。発見当時、迷彩柄の半ズボンを履くなど特徴が似ていたということですがDNA鑑定の結果、遺体は宇治川で行方不明になっていた伏見区の小学生・山田正也くん(11)であることが判明しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2b18ba9411a044b2180b8621275562396da6c16
どちらの事故も子供だけで川遊びをしていました。大人と一緒でも川遊びは危険です。ましてや子供だけならば、あたかも自殺行為です。
これらのグループから川遊びを誘われながら、危険を感じて断った子供もいたでしょう。川遊びの危険性を認識している親ならば、絶対に許しません。
ただ、まだシーズンが始まっていないにも関わらず、今年の水難事故は異常な多さとなっています。あくまで推測となりますが、学校で水泳の授業等を十分に行っていないのとは無関係では無いでしょう。
安全なプールで水との付き合い方を身につけなければ、川で流された場合に適切な対処ができなくなってしまいます。着衣水泳の授業で身を守る方法を理解していたら、浮いて救助を待つという選択肢も取り得たかもしれません。
水は怖いです。私は全く泳げないので、近寄らない様にしています。子供が屋外プールで遊んでいても、私は岸で座っています。