(4/14更に追記)
永岡桂子文部科学相は14日、新型コロナウイルスの5類移行後、感染した児童生徒の出席停止期間を「発症から5日間が経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで」に短縮すると明らかにした。省令改正のため同日から意見公募を実施する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf67338646ef9ab5d4dbc873d01723a5d2139c42
14時にパブコメが出ました。「出席停止の期間の基準」が変更(追加)にされています。
新型コロナウイルス感染症にあつては、発症した後五日を経過し、かつ、症状が軽快した後一日を経過するまで。
「症状が軽快した後一日」とあります。例えば14日の朝8時に症状軽快を確認したら、翌15日は朝から登校できるのでしょうか。「後一日」をどう読むか、具体例を記したペーパーを各家庭に配布する必要があるでしょう。
(4/14追記)
発症翌日から10日間はマスク着用を要請、そして学校での出席停止期間は「発症から5日間が経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで」と短縮される方針です。
新型コロナウイルスが5類に移行した後の感染者の療養を巡り、政府が発症翌日から10日間はマスク着用を呼びかける方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。発症翌日から5日間は外出の自粛を推奨し、5日目に症状が続く場合は、熱が下がるなどしてから24時間程度が経過するまで延長する。14日にも発表する。(中略)
学校で感染者を出席停止とする期間は、原則として「発症後7日」から「発症から5日間が経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで」へ短縮する方向。
3日前は『「解熱後、児童・生徒は2日、幼児は3日経過した後」との条件も加える方向で調整している。』と報じられました。これよりも更に短縮された格好です。どうして短縮したのか、科学的な説明が求められます。
「症状軽快」という言葉の定義によりますが、私は発症から10日間はとても外出できる体調や精神状態ではありませんでした。ワクチン3回目接種済でしたが、本当に辛かったです。
反対に子供はすぐに元気になりました。インフルエンザより軽いぐらいでした。
一方で症状軽快後の幼稚園児や保育園児の出席停止(登園停止)も短縮されるかは分かりません。
小学生以上との大きな違いは、マスクを適切に着用できない点にあります。症状が軽快した後も数日間はコロナウイルスを排出するとされています。症状軽快後1日後に登園し、室内にてノーマスクで遊んだら、他の園児も感染してしまうリスクがあります。
ただ、特に新学期以降の保育所では、コロナに警戒する声は全く聞こえてきません。酷い咳でも子供を登園させたり、一定割合の保護者や保育士がノーマスクなのは日常茶飯事です。
第9波も保育所を起点として、子育て世帯や学校に広がっていくのではないかと危惧しています。
未就学児のワクチン接種率は異常な程に低いです。大阪市の生後半年~4歳児のコロナワクチン3回目接種率は僅か1.03%です。
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新型コロナウイルス感染症が5月8日から5類へ移行されます。それに合わせて、感染した児童・生徒が学校・幼稚園・保育所等を出席停止となる期間が「発症後5日間、かつ解熱後児童・生徒は2日、幼児は3日経過した後」へと変更される見通しです。
政府は11日、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を5類に引き下げる5月8日以降、コロナに感染した小中高校などの児童・生徒に求める出席停止措置を2日間短縮する方針を固めた。現在は感染者に外出自粛を求める「療養期間」と同様に、原則として「発症後7日間」だが、季節性インフルエンザと同じ「発症後5日間」へと改める。
現在は感染症法に基づき、大人も含めて症状がある人は、原則として発症翌日から7日経過するまでが「療養期間」とされ、外出自粛が求められている。5類移行後は療養期間の法的根拠がなくなることから、政府や地方自治体は療養のための外出自粛を要請できなくなり、外出は個人の判断に委ねられることになる。
ただ、政府は、感染力のあるウイルスが体内に残る期間の調査結果や専門家の意見を踏まえ、療養に必要な期間の「目安」として、「発症翌日から原則5日間」を示す方針だ。
未就学児も含む児童・生徒に関しては学校保健安全法施行規則を改正し、原則として発症後5日間は出席停止とし、「解熱後、児童・生徒は2日、幼児は3日経過した後」との条件も加える方向で調整している。
政府は近くこうした方針を発表し、厚生労働省のホームページなどを通じて周知を図りたい考えだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0976b93b5f76eaa8740281975e7b4583f332ff0
「未就学児も含む」とされているので、幼稚園児も含みます。また、以前から同一の基準を用いている保育園児も準ずる事になるでしょう。
この出席停止期間は学校保健安全法施行規則が定める季節性インフルエンザと同じものです。
(出席停止の期間の基準)
第十九条 令第六条第二項の出席停止の期間の基準は、前条の感染症の種類に従い、次のとおりとする。
二 第二種の感染症(結核及び髄膜炎菌性髄膜炎を除く。)にかかつた者については、次の期間。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りでない。
イ インフルエンザ(特定鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)にあつては、発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで。
保護者目線としては、出席停止期間が季節性インフルエンザと同じなのは分かりやすいです。ただ期間を覚えているわけではなく、インフルエンザに感染した際に医師や学校から「5日間はお休みですね」と教えてもらっています。
一方で「本当に5日間で大丈夫だろうか」という不安はあります。つい1年前までは10日間の療養期間が、半年前は7日間の療養期間が求められていました。コロナの毒性が変わったわけではありませんが、療養期間だけが短縮されています。
大阪市教委はコロナ対策サイトを削除?
きょうだいや家族が感染した場合の扱い、濃厚接触者の取り扱い、出席停止明けにおけるマスク着用の要請等、まだ不明な点が残っています。文部科学省が発する通知等を基に、各自治体教委が具体的な内容を定めます。
大阪市は「学校園における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」を定め、各学校に配布しています。最新の内容を確認しようとしたところ、何と「新型コロナウイルス感染症に伴う学校園の対応」というページが消失していました。
新型コロナウイルス感染症に伴う学校園の対応(大阪市)
https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000496258.html
ページが移動したわけではなさそうです。純粋に消えてしまっています。学校に於けるコロナ対策を撤廃したとは考えたく有りません。
政権や文部科学省の意向とは異なり、学校では未だに殆どの児童がマスクを着用しています。教職員も授業中や職員室ではマスクを着用している事が専らとも聞きます。
入学式や始業式では大半の教職員が外していたそうです。感染対策に気を付けている子供達とのコントラストが滑稽です。マスクを外させようと旗を振っても、多くの児童や家族は付いてきません。
小児科が大混雑
気掛かりな事もあります。先週末に子供が発熱したので小児科を受診したのですが、驚くほどに混み合っていました。4月は混みやすいのですが、それにしても酷かったです。
受診を希望する電話が鳴り止まず。待合室でも多くの人が順番を待っていました。保育園児や幼稚園児もいれば、小学生や中学生もいました。
先生や看護師も疲弊した様子が見られ、受診順や患者の氏名を間違えそうになっていました。
不幸中の幸いか、子供はインフルエンザ・コロナは共に陰性でした。RSウイルス・アデノ・溶連菌でもなさそうです。
マスク着用を個人の判断とすることにより、確実にコロナや様々な疾病は広がりやすくなります。これまで以上に個人としての感染対策が重要になります。
マスク着用を継続すると共に、近日中に小学生の子供はワクチン追加接種を受ける予定です。