学校や保育所等では依然として多くの感染者が確認されています。

お世話になっている学校では、誰かが療養期間を終えて登校したと思ったら、今度は別の誰かが唐突に登校しなくなる事態が続いています。誰も何も言わなくても「きっとコロナだろうなあ」と分かっているそうです。

ただ、陽性者が特定のクラスに偏っているわけではなさそうです。校内感染では無く、全く別ルートから感染したと推測されます(家庭内感染等)。

校内での感染や濃厚接触等が疑われる場合、保健所・保健福祉センター(区役所)・学校等が調査を行います。保健所が極限状態にある大阪市では、学校の調査のみが行われています。

では、学校はどういった基準で判断しているのでしょうか。これを具体的に記した資料が東京都教育委員会から公開されています(なお、具体的な基準は自治体によって異なります)。

学校での濃厚接触はどういう場合?具体的事例まとめ都が手引き

学校生活の場ではどのようなケースが新型コロナウイルスの濃厚接触にあたるのか。
子どもへの感染が広がる中、東京都教育委員会は、濃厚接触者と疑われる事例をまとめた手引きを作りました。

東京都教育委員会がこのほど作成したのは、感染防止対策などを示した学校の対応の手引きで、この中では、学校で児童・生徒の濃厚接触者の調査を行うときの考え方が示されています。

具体的には、どのようなケースだと濃厚接触者の疑いがあるのか、授業や部活動、登下校などの場面ごとに示しています。
例えば、
▽給食で「黙食」が徹底できず隣の生徒と話しながら食べた、
▽掃除の前後に手洗いをせず、掃除用具をみんなで共用した、
▽マスクから鼻を出した状態で会話をしながら集団登校した、
などがあたるとしています。

都によりますと、これまで濃厚接触者を調べるときの考え方として示されてきた
▽長時間の接触や
▽マスクを適切に着用していなかった場合、
▽大声を出す活動、
などを実際の場面が想像しやすいように具体的な事例に言いかえて作成したということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220209/k10013474881000.html

手引きは東京都教育委員会ウェブサイトに掲載されています。感染対策・感染リスクが高まる場面・濃厚接触者の候補者の特定に係る事例・学校BCP等が詳しく書かれています。

オミクロン株の急拡大を踏まえた学校の対応手引き

Download (PDF, 2.07MB)

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/sanitation/covid19/school_guide.html

学校における検査や学級閉鎖等に伴う対応は地域によって異なりますが、感染対策や濃厚接触者の特定事例等は全国共通です。大いに参考になります。

非常に具体的かつ分かりやすい資料です。全国の学校で働く先生方や、保護者・児童生徒にも読んで欲しいです。

やはり部活動は要注意ですね。感染リスクが高い活動の集合体です。10代の感染者を減らすには、部活動における対策を徹底するのが不可欠です。困難ならば、部活停止もやむを得ません。

大阪市は3回目のワクチン接種が遅れていますね。他地域に住んでいる同年代の友人知人からは続々と「3回目接種した!副反応が酷くて寝込んだ!」というメッセージが届いていますが、こちらの手元には接種券すら届いていません。

教職員や保育士等に優先接種を行うという話もありません。モデルナ接種会場が空いているのに、社会機能維持者や接種券が届かない現役世代が接種できないのは不合理です。