大阪市は市立学校で教職員が感染したり、児童生徒が感染して臨時休業を行った事例は公表しています。

臨時休業を行わなかった夏休み中は児童生徒の関連例は公表されませんでした。が、数多くの教職員が感染しており、児童生徒の感染も非常に多かったと推測できます。

【コロナ第5波・8/24追記】夏期休業中に約60人の教職員等が感染 大阪市立学校園・保育所

一方、私立保育所等の保育士や園児の感染事例は殆ど公表されていません。

大阪市新型コロナウイルス感染症対策本部会議での配付資料に掲載されていますが、同会議は今年4月に開かれたきりです。

【コロナ】2021年4月に大阪市の保育施設等で149人感染

第5波における保育所等の関係者の感染数がようやく明らかになりました。8月1日から23日の間において、市内236施設で計336人が感染したとの報告がありました。

【独自】大阪市内の保育施設で職員や園児のコロナ感染が急増 8月以降の感染者数が3週間ですでに「第4波」と同規模に

 大阪市内の保育施設の職員や園児が8月以降、新型コロナウイルスに感染するケースが急増していることが新たにわかりました。

 感染者の数はすでに約3ヵ月半続いた「第4波」とほぼ同じ規模の数に達しています。

 大阪市によりますと、新型コロナウイルスの「第5波」の感染拡大が続く中、8月1日から23日までの間に、市内の認可保育施設784施設のうち236施設から、職員と園児あわせて336人が感染したと市に報告があったことがわかりました。

 このうち園児の陽性者は195人にのぼります。

 「第4波」にあたる3月1日から6月19日までの間、市に報告があった職員と園児の感染者の数は243施設350人、このうち園児の数は199人で、8月以降の3週間の感染者数が「第4波」とほぼ同じ規模に達しています。

 市の担当者はABCテレビの取材に、8月以降の感染者の急増について「園児が家庭内感染したあと、施設で感染が広がるケースが増えているように感じる」と指摘。

 「現場は大変厳しい状況が続いているが、特に3歳以下の幼い子どもたちはマスクさえ着用できず感染対策に限界がある。施設内での感染対策の徹底は当然だが、職員や保護者、大人である私たちが感染しないように気をつけたい。家庭内での対策の徹底についても、ご協力をお願いします」と呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3047b9891092d293a8a4b7c90e13555c1cc9a18a

8月の23日間という限られた期間内において、市内の保育所等の約3割で感染者が発生していました。この中の少なくない保育所等が臨時休業・クラス休業等を行ったでしょう。

この期間にはお盆や山の日(9日)が挟まっています。施設によって違いはありますが、保育所等が開いていたのは13日程度です。施設数・感染者数以上の規模感があります。

これだけ多くの保育所等で感染者が発生してしまうと、いつ休みになるか分かりません。安定的に保育所等へ登園できない状況は心理的にも物理的にも非常に大きな負担となります。

感染者の内訳も明らかになっています。園児は195人、そして職員は141人でした。

園児の間で急激に感染が広がっているのであれば、園児の感染者数はより大きな数字になっている筈です。園児の感染対策が非常に難しいにも関わらず、感染の広がりは限定的だと感じました。

園児の感染経路の多くは両親からです。園児が感染する前に保護者に自覚症状が発生し、早めに登園を取りやめているケースが多いのかもしれません。例年より欠席率は相当に高い筈です。

職員の感染者数が多いのは、ワクチン接種が進んでいない一面も現しています。

ただ、大阪市が保育士等を対象としたワクチン接種会場(インテックス大阪)には空きが目立っています。今日26日午前9時から予約が開始されたのですが、全ての日程が空いています。


https://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/page/0000536362.html

この空き状況と保育士等の接種状況にギャップがある様に感じています。子供の感染を防ぐには保育士等が接種を受けるのが大切なので、まだの方は早めに接種を行って欲しいです。

第5波はまだまだ猛威を振るっています。今後も園児の感染者は増えます。

社会全体の感染者を減らすのが重要ですが、効果的な人流抑制策が打ち出されていないのが非常に残念です。経済活動を止めたくない様子が伝わってきますが、ワクチン接種できない子供達へ負担を押しつけている様に見えてしまいます。