コロナ第5波に対して最も脆弱なのは小さな子供です。マスク着用が難しいく、ワクチン接種は見込みが立ちません。
保育園児の間でも新型コロナは流行しています。8月19日時点では全国で165か所の保育所等が休園しています。
ただ、休園するは累計値ではありません。その瞬間における休園数です。
累計値として参考になり得るのは横浜市の数字です。園長会長のツイッターによると、8月前半だけで100園近くが休園したそうです。
横浜市は、8月に入って100園近くが休園する悲惨な状況にも関わらず、登園自粛による保育料減免を未だ施行しない。川崎市や鎌倉市では、既に多くの保護者が登園自粛に協力している。市民の生活を犠牲にしてまでもカジノに食い下がる林市長の行動が理解出来ない。他候補者の皆さん、声を上げてください。
— 大庭良治 (@yUMYmJSHZ6dQ2eb) August 17, 2021
大阪市でも横浜市に近い規模で休園が発生したと推測されます。噂レベルで様々な話を聞きます。
上記PDFには意外な記載もありました。感染した職員と園児はほぼ同数です。
これまで感染者が発生した保育所等の数は4,229か所、感染者数は職員4,446名、利用乳幼児4,491名である。(いずれも累積値)
最近はマスクを着用していない園児の間で流行していると思いきや、そうではありませんでした。感染した職員が園長室や職員室へ持ち込み、保育士の間に広がってしまうケースが相当に多いのでしょう。
保育士の感染を防ぐにはワクチン接種が近道です。しかし、接種は難航していると聞きます。
今となって悔やまれるのは、保育士等を対象とした職域接種やより強い優先接種といった枠組みを上手く構築・運用できなかった点です。一部の自治体では強力かつ優先的に接種したそうですが、あくまで限定的です。
未接種者が未だ多い保育所等では、今後も断続的に感染者が発生してしまうでしょう。
子育て世帯にとっては、いつ保育所等が臨時休業するか分からないのは非常に辛いです。万が一にも休業してしまうと、到底仕事にはなりません。テレワークも無理です。
市中全体の感染者を減らす様な動きが非常に弱いままです。感染者はまだまだ高止まり、不安定な状況は続きます。明日からは大半の大阪市立学校で2学期が始まります。