第5波の特徴は、学校・幼稚園・保育所等といった子供が関係する施設での感染拡大が非常に目立つ点だと感じています。

特に巨大な第5波に襲われている東京では、無数の施設から感染が報告されています。

大阪も例外ではありません。これまでにないハイペースで報告されています。7月29日~8月5日の8日間だけで、何と12施設でクラスターが発生しました。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0805.pdf

堺市連④(214番)は府立泉陽高校です。

 本日7月26日に、本校の生徒が新型コロナウイルス感染症にり患していることがわかりました。まずは、7月27日から29日までの3日間、臨時休業になります。

https://www.osaka-c.ed.jp/blog/senyo/2018principalblog/2021/07/26-191899.html

寝屋川市の児童施設関連③(220番)は認定こども園 きんもくせい保育園

「認定こども園 きんもくせい保育園」は、勤務する職員(市外在住)の感染が確認されたことから、当該職員が担当する「クラス」を2週間の「クラス休業」とし、当該クラスの児童全員、全職員及び市保健所が濃厚接触者と特定した者に対しPCR検査を実施し、結果が判明するまで「完全休所」としておりますが、PCR検査を実施したところ、新たに職員1名(市内在住)及び児童3名の感染が確認され、7月22日にお知らせした職員と合わせて5名となりました。

https://www.city.neyagawa.osaka.jp/organization_list/kodomo/hoikuka/1586867410157.html

大阪狭山市の学校関連(222番)は府立狭山高校です。

7月28 日に、本校の生徒が新型コロナウイルス感染症にり患していることを確認して以降、保健所の指導のもと、府教育庁ならびに本校学校医とも連携しながら対応を進めているところですが、この度、本校の複数の生徒において新たな陽性者が確認されました。

http://www.osaka-c.ed.jp/sayama/visitor/rinkyu2.pdf

吹田市の大学関連③(226番)は関西大学です。

本学学生の新型コロナウイルス感染症の陽性と判定された事例について、所管保健所から集団感染の判定がありました。学外においての会合・会食等が原因と考えられており、現在17名の感染が判明しています。

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/pr/news/2021/08/post_62401.html

岸和田市の児童施設関連(233番)は岸和田市立城内保育所です。

市立城内保育所における新型コロナウイルス感染症発生による臨時休園について

8月4日(水曜日)、PCR検査の結果、職員・児童合わせて20名の陽性者が確認され、クラスターの発生が確認されました。

また、クラスター発生に伴い、この度PCR検査を受検した児童全員が濃厚接触者と特定され、このことから、保健所の指示により、8月6日(金曜日)~8月16日(月曜日)の期間、臨時休園することとなりました。

https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/35/coronavirus-20210805.html

第5波では学校や幼児関連施設でのクラスターが目立つ印象です。子供の感染者の絶対数が増えた事に加え、クラスター毎の感染者数も多いと感じています。デルタ株の感染力の強さを物語っています。

それと同時に、クラスターが発生しても何らかのリリースを掲載していない学校等が多いです。学期中ならば休業のお知らせを掲載する学校が多いのですが、夏休みなので掲載を見送っているのでしょう。

30人以上が感染している松原市の学校関連②(215番)や大阪市の学校関連⑥(217番)は規模が非常に大きいですね。更に広がらないかが心配です。

こうした状況で迎える2学期は不安です。再開直後に多数の学校クラスターが発生しかねません。仮に再開するとしても、しばらくは体育や給食を控えるという考え方もあります。

教育・保育関係施設のクラスターを防ぐには、感染経路たる両親が行動に気を付けると共に、ワクチンを接種するのがベストです。親が感染しなければ、子供が学校等に持ち込む機会もありません。

なお、111名という数字が掲載されている大阪市の企業事業所関連⑨(218番)は、大クラスターが発生した阪神梅田本店です。