新型コロナウイルス第5波は首都圏を中心に猛威を振るっています。

高齢者の感染者が著しく減少している反面、現役世代や子供の感染者が目立っています。

夏休み中の小中学校での感染拡大は抑制されていますが、高校や大学の部活動、そして保育所等でのクラスターが日に日に増加しています。数日中には部活動の全国大会で複数のクラスターが発生すると予想しています。

保育所等に通っている園児や保育士等の感染も急拡大しています。感染が爆発している横浜市では、8月始めの1週間だけで57園が休園したそうです。

横浜市における令和3年4月1日時点での保育所等設置数は1,146施設です。たった1週間で約5%の保育所等が休園しました。恐ろしい割合です。

横浜市ほどではありませんが、大阪市でも日々多数の感染者が確認されています。未就学児の感染者も少なくありません。正確な数字は不明ですが、横浜市と同じ様に多くの保育所等が休園している事は容易に想像できます。

デルタ株にとって、保育所等は格好の場所です。三密+ノーマスク、これ以上の環境はありません。デルタ株が園内に入り込んでしまうと、感染拡大を防ぐのは極めて困難です。

大阪市内でも保育所等が休園したという話をチラホラ聞きます。最近は保健所業務が滞り始め、休園期間が少しずつ延びている様子です。クラスターが発生したら、2週間の休園を覚悟しなければなりません。

大阪市では導入されないと思いますが、一部では入所資格に「成人の同居家族がコロナワクチンを接種した事」を求める可能性があると見ています。

園児の保護者や保育士全員がワクチン接種を受ければ、園児が感染して休園する可能性は極めて小さくなります。

ワクチン接種は任意とは言え、周囲の人間が感染する可能性を下げるには自身が接種を受けるのが一番です。

園児を感染から守るには、保育士や保護者が感染予防やワクチン接種を心がけ、子供達を守るしかありません。未接種の方は出来る限り早く接種する様にして下さい。