下記記事の続報です。
栗原心愛さんへの傷害容疑で両親が逮捕された事件につき、母親たる栗原なぎさ容疑者は「娘が夫から暴行を受ければ、自身へのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力、DV)を回避できる」と供述している事が明らかになりました。
女児死亡 逮捕の母親「娘が暴行受ければ自分はされずにすむ」
千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し、傷害の疑いで両親が逮捕された事件で、このうち、4日逮捕された母親は「娘が夫から暴行を受ければ、自分は暴行されないですむと思った」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡しているのが見つかった事件では、父親の栗原勇一郎容疑者(41)が先月、傷害の疑いで逮捕されたのに続き、当時、自宅にいた母親のなぎさ容疑者(31)も暴行を止めなかったとして、4日、傷害の疑いで逮捕されました。
なぎさ容疑者をめぐっては、以前、沖縄県糸満市に住んでいた際、勇一郎容疑者からDV=ドメスティックバイオレンスを受けていると親族を通じて市に相談が寄せられていて、捜査関係者によりますと、これまでの調べに対しても、なぎさ容疑者は「娘を守るべきだったが、娘が夫から暴行を受ければ、自分は暴行されないですむと思った」などと供述しているということです。
警察は、DVを受けるのを免れるため、心愛さんへの暴行を黙認していたとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190205/k10011803661000.html
なぎさ容疑者は暴行を黙認するだけで無く、心愛さんへ十分な食事を与えていなかった疑いも持たれています。
警察は、母親であれば、誰かに助けを求めたり、通報するなどの行為があって当然などとしたうえで、「ほかにも能動的な加担行為がある」としている。
司法解剖の結果、心愛さんの胃には、内容物がほとんど残っておらず、十分な食事を与えられていなかったことが新たにわかった。
なぎさ容疑者も、調べに対し、食事を与えなかったことを認めているという。
自分への暴行を避けたい気持ちは理解できます。しかし、その為に娘への暴行を黙認し、食事を与えなかったとは絶句させられます。
報道等によると、栗原勇一郎容疑者によるなぎさ容疑者への暴行は数年前から行われていました。更に、なぎさ容疑者の両親も暴行の被害に遭っていました。
栗原なぎさ容疑者は自身を守る為に、娘を勇一郎容疑者へ生け贄として捧げてしまいました。
ただ、なぎさ容疑者は長年に渡ってDV被害を受けていました。精神的に追い込まれ、冷静な判断ができなかったと考えられます。ブラック企業なのに辞められない等、似た事例は少なくありません。
心愛さんや親族は何度もSOSを発していました。糸満市や小学校はヒアリングを行い、虐待の概要を把握していました。
しかし、栗原勇一郎容疑者は一貫して虐待行為を否定、家庭訪問を拒絶し、更に追及される雰囲気を感じ取る度に転居・転校を繰り返していました。
同容疑者は近所や職場との付き合いは良好だったそうです。周囲の空気を感じ取り、不穏な気配を感じたら即座に逃げるのに長けていたのでしょう。
残念ながら、勇一郎容疑者の行動は教育委員会や児童相談所等の対応を上回っていました。非常に狡猾な行為でした。
野田市のDV対策センターは動かなかった
自治体が行うべきだったのは、勇一郎容疑者による心愛さんへの虐待となぎさ容疑者へのDVを把握し、2人を勇一郎容疑者から切り離す事でした。
実は野田市にはDV対策を行う「配偶者暴力相談支援センター」が設置されています。
ドメスティック・バイオレンス対策について
野田市では「配偶者暴力相談支援センター」の機能を果たしておりますので、DV被害を受けていると思う女性は、まずはご相談ください。相談から保護、自立支援まで、相談者の意思に基づき、保護命令など各制度を正確に教示しながら、安全を確保した上で各種支援をします。
http://www.city.noda.chiba.jp/qa/renkei/sankaku/dv/1000013.html
しかしながら、栗原一家が抱える問題に対しては何ら効果を上げる事ができませんでした。そもそもDV被害を把握していなかった様子です。野田市教委・野田市といい、無能と批難されても仕方ありません。
また、柏児童相談所はDV被害を把握し、母子生活支援施設を斡旋すべきでした。
母子生活支援施設は、母子家庭の母あるいはこれに準ずる事情のある女子が、経済的な理由や住居がない等の事情のため児童の監護が十分できない場合、母と児童をともに入所させ自立促進のためにその生活を支援することを目的とした施設です。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/shien/book/hitori-kenkou.html
母子生活支援施設は児童相談所と密接な関係を有しています。千葉県は同じ健康福祉部に属しています。児童相談所への建設反対運動が生じた東京都港区南青山では、相談所・支援施設が同じ建物に設置される計画です。
行政機関は様々なツールを有しています。
しかし、心愛さん・なぎさ容疑者への暴行を食い止めるどころか、結果として勇一郎容疑者の暴行を水面下に追いやってしまいました。
このニュース読むたびにムカムカする。
両親は言うに及ばずだけど。
MAXに腹立つのが児相や教育委員会の無責任さ。
特にコピーを渡したという課長さん。
何考えてるの??
渡したこと自体ありえないけど、その理由がまたお粗末。
「怖いから」。
子供かよ!
仕事にはルールってものがあるんだよ。
民間企業だって、窓口でクレームとかあって、暴れたり恫喝なんてのもなかにはいるし、個人的に経験もしたけどさ。
ダメなものはダメだよ。
お給料もらってるんだもん。
正当な理由もなく、会社情報・個人情報をお客様には渡せないよ。
校長あがりという記事もどこかで目にしたけどさ。
「怖かったから渡した」
プロ意識の欠片も感じられんよ。
言い訳できない、「守秘義務違反」だよ。
ひみつはまもります。
子供たちと約束したんでしょ。
「約束は守りましょう」
「規則は守りましょう」
子供たちにそう教える職業のはずだよね、課長さん。
守ってないじゃん。
しかもよりによって、虐待相手の父親に渡すとは!
経歴が立派だから。
いい先生だったから。
そんなの関係ねぇよ。
経歴が素晴らしい人は、悪いことやったら許されるのかよ。
過去に良いことやったら、1つ2つの悪事は見逃してっていう論法かよ。
それは残念ながら一般社会では通用しないよ。
過去に社長表彰受けた人でも、悪いことやったらそれ相応に罰せられるよ。
それが一般常識やろ。
人間の生き様は、算数の計算式じゃないんだよ。
ホントに女の子、可哀そうすぎる。
最後は絶望の中で亡くなったんだろうな~。
せめて、せめて、あの世では穏やかで笑顔あふれる日々を送って欲しいな、と、おじさんは思っています。
母親は、非難されて当然ですが、21歳と若い頃から洗脳されていましたし、妊娠中とか、乳幼児を抱えて父親から抵抗できなかったのかなと思う。早めの段階でシェルターににげるなりできたとおもうが。
できない人に、病人みたいな人に真っ当なこと言っても出来ないのだから、やっぱり、児相や教育委員会がしっかりしてほしかった。
児相も、心愛ちゃんが恐怖を感じているというのに、父方の家にしかも冬休みにもどしてしまっている。
学校の監視もなく、時間的な物理面でも接触しやすいだろう。
これは酷くないか?
想像力なさすぎ。
素人の私だってわかる。
児相の責任も相当ありますよ。
懲戒免職にあたいすると思います。