実の娘たる栗原心愛さんを暴行によって死なせた疑いにより、父親の栗原勇一郎容疑者と母親のなぎさ容疑者が起訴されました。

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https://www.youtube.com/watch?v=YdmNcP1c_zA

女児死亡 父親を傷害致死で起訴

03月06日 19時58分

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し両親が傷害の疑いで逮捕された事件で、千葉地方検察庁はこのうち41歳の父親について、女の子に食事を与えず十分な睡眠も取らせなかったうえ、冷水のシャワーをかけるなどの暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に切り替えて起訴しました。

また、夫の暴行を止めなかったなどとして32歳の母親を傷害ほう助の罪で起訴しました。

起訴されたのは千葉県野田市の栗原勇一郎被告(41)と、妻のなぎさ被告(32)です。

起訴状などによりますと、このうち勇一郎被告は、ことし1月下旬、長女で小学4年生の心愛さん(10)に食事を与えず十分な睡眠も取らせなかったうえ、自宅の浴室で冷水のシャワーをかけるなどの暴行を加えて死亡させたとして傷害致死の罪に問われています。

また、去年末からことし初めにかけて、心愛さんの胸の骨を折る大けがをさせたなどとして、傷害の罪に問われています。

一方、母親のなぎさ被告は、1月下旬に夫の暴行を止めなかったなどとして傷害ほう助の罪に問われています。2人の認否は明らかにされていません。

心愛さんの死因は特定されていませんでしたが、千葉地検は食事や十分な睡眠を与えなかった上、暴行を加えるなどした一連の行為が死亡につながったと判断しました。

捜査関係者によりますと、これまでの警察の調べに対し勇一郎被告は「生活態度のしつけをしていて、冷水のシャワーをかけたら様子が急変した。けがをさせるつもりはなかった」などと供述していたということです。

一方、なぎさ被告は「娘は夫から繰り返し暴力を受けていた。娘に食事を与えないことがあった」などと供述していたということです。

なぎさ被告は、去年末からことし初めにかけて、夫の暴行を止めなかったなどとして傷害の疑いで先月25日に再逮捕されましたが、これについて千葉地方検察庁は不起訴としました。
不起訴の理由は明らかにされていません。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190306/1080005164.html

勇一郎容疑者は2つの容疑で起訴されました。

一つは昨年末に胸の掘る大けがを負わせた事による傷害の疑いです。

もう一つは、今年1月下旬に心愛さんに十分な食事と睡眠を取らせない状態で冷水シャワーを浴びせる等の暴行を加え、死亡させた傷害致死の疑いです。

一方、なぎさ容疑者は1月下旬に勇一郎容疑者が心愛さんに暴行を加えるのを止めなかったという、傷害幇助の疑いです。

なぎさ容疑者は昨年末の暴行を止めなかった行為、暴行や傷害行為、そして勇一郎容疑者が心愛さんを死に追いやった「致死」については起訴されていません。

あくまで従属的な立場であり、勇一郎容疑者と上下関係にあった事を考慮したのでしょうか。

「5秒以内に服を脱げ」

勇一郎容疑者が心愛さんに加えた凄惨な暴行の内容が、起訴状から明らかになってきました。

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が1月24日に自宅浴室で死亡した事件で、千葉地検は6日、心愛さんに2日前から暴行を加えて死なせたとして、傷害致死罪で父親の勇一郎容疑者(41)を起訴。暴行を手助けしたとして、傷害幇助(ほうじょ)罪で母親のなぎさ容疑者(32)を起訴した。地検は2人の認否を明らかにしていない。

捜査関係者によると、心愛さんの胃には内容物がほとんど残っていなかった。長期間にわたり虐待を受け、食事も与えられていなかったとみられる。心愛さんの死因は司法解剖では判明しなかったが、地検は飢餓や強いストレスによるショック死や溺死の可能性があり、直前の暴行と死亡との因果関係を問えると判断。逮捕時の傷害容疑から罪名を切り替えた。

起訴状によると、勇一郎被告は1月22日午後10時ごろから心愛さんを居間や浴室に立たせ続け、十分な睡眠や食事を与えず放置。同24日午後には自宅浴室で肌着姿の心愛さんに「5秒以内に服を脱げ」と命令してボウルに入った水やシャワーの冷水をかけたり、寝室に入ろうとした心愛さんを浴室に連れ込み、顔にシャワーの冷水をかけて死なせたとしている。

なぎさ被告は、勇一郎被告の指示で心愛さんに食事を与えず、勇一郎被告の一連の暴行を認識しながら制止しなかったとしている。

2人が再逮捕された昨年末から年始にかけての傷害容疑について地検は、勇一郎被告を傷害罪で起訴。なぎさ被告を不起訴とした。

https://www.sankei.com/affairs/news/190306/afr1903060048-n1.html

勇一郎被告は浴室で、水にぬれた肌着を着せた心愛さんに「5秒以内に服を脱げ、5、4、3、2、1」などと言い、冷水をかけたり、「シャワーで流せよ。お湯じゃないだろう」と言って、冷たいシャワーをかけたりしたという。

その上、心愛さんの背中に座って足をつかんで体を反らせたり、寝室に入ろうとした心愛さんを浴室に連れ込んで冷たいシャワーをかけたりしたという。

https://www.rnb.co.jp/nnn/news162126570.html

浴室で、水にぬれた肌着しか着せていない心愛さんに服を脱ぐよう命じ、「五、四、三、二、一」とカウントし、ボウルに入れた冷水を頭や体に浴びせた。さらに、「シャワーで(体を)流せよ」「お湯じゃないだろう」などと言いながら、冷水シャワーも掛け続けたとされる。

同日午後九時五十分頃には、寝室に入ろうとした心愛さんを見つけた勇一郎被告が「なんでいるの。ダメだから。ちょっと来い」ととがめて浴室に連れ戻し、顔に冷水を浴びせて虐待を続けたという。その約一時間二十分後、心愛さんは浴室で死亡した。

東京新聞3月7日朝刊より

酷すぎる暴行・虐待です。

心愛さんの叫びを学校・野田市教委・児童相談所が受け止め、勇一郎容疑者の恫喝に屈せず、適切に仕事をしていれば死を防げたでしょう。複数の大人が心愛さんを死に追いやりました。