待機児童問題・保活の現実について、本日(平成28年4月4日)放送されている「バイキング(フジテレビ系)」にて特集されています。
途中から見始めましたが、そこから要旨を記載します。
・保育所に入れない1歳児?をベビーカーで押しながらポスティングアルバイト、日給2100円
・ご主人は35歳で手取り21万円、住宅ローンを月8万円返済
・複雑すぎる入所選考採点システム、保護者が理解しきれない
・自治体によって大きく異なる入所選考採点システムに保護者が混乱している
・大田区は海外単身赴任で住民票を抜くと、減点される(他自治体では加点という場合も)
・待機児童が多いのは東京、沖縄、県庁所在地
・中野区で入所できたけど姉弟バラバラ、2カ所で登園30分(自転車)〜50分(徒歩)
・「産まなければ良かった」という質問に対し、8人中4人が肯定
特集は12時50分頃に終わりました。
以下は私の見解です。
・特に地価や人件費が高い東京で、全ての人が安価な保育料で保育所を利用するのは物理的に不可能でしょう。
・東京の保育所保育料は全般的に安く、認証や認可外との差が際だっています。
・福祉的観点から所得が高くない子育て世帯へ現行以上に現金等を給付し、安心して子育てできる制度設計も一考でしょう。
・保育コストが高い0−2歳児であれば、相応の効果はありそうです(予算規模が心配ですが)。
・自治体毎に異なる入所選考システムは、事前に調べておくしかありません。
・住居等を決めるに当たり、保育所への入りやすさや子供が入れる程度の点数があるかは調査すべきです。
・選考システムや年齢、保育所毎の入所最低点は公表している自治体もあります。
・大阪市であれば相当の制度で予測できています。
・大阪は海外単身赴任で+8点、国内で+6点です。
・2カ所バラバラの保育所へ登園するのは本当に大変です、何人かのお母さんが疲れ果てていました。
・ただ、数ヶ月〜1年後には、殆どの方が同じ保育所へ転所できていました(大阪の場合)。
・保育所等に関する問題の深刻さを主張したいのであれば、「フルタイム共働き世帯でも入れない、入れたら子供は長時間保育となる、疲弊する保育士」を主題とすべきでした。