【ニュース】育休取得 0-2歳児は保育園退園 埼玉・所沢市の続報です。
関連事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決されました。

育休後の保育園復帰を保証、市議会が予算案可決
2015年07月07日 11時30分

 下の子が生まれて育児休業を取得した場合、3歳未満の上の子を保育園から原則退園させる埼玉県所沢市で、育休明けの入園を保証する「育児休業復帰後特別預かり事業」新設費(237万円)を盛り込んだ一般会計補正予算案が7日、市議会で可決された。

 上の子も下の子も希望の園に入園できるように保育士増員の人件費を保育園に補助する。今年度から導入された原則退園の運用を巡っては、保護者らが市を相手取り、退園差し止めを求める行政訴訟を起こしている。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150707-OYT1T50093.html

読売新聞(7/3)によると、育休退園制度は既に導入されており、園児9名が6月30日付で退園しているそうです。
育休中も上の子は保育所に登園するつもりだった家庭にとっては、天地がひっくり返る様な話です。

所沢市における育児休業中の保育について、分かりやすくまとめたウェブサイトが公開されています。

育児休業終了後、安心して復園ができます(所沢市)

育休中における園児の保育と待機児童、調整が難しい問題です。
本質的には保育施設が決定的に不足しているのが原因であり、早急な対応が求められるでしょう。

ただ、所沢市の政策の是非は別として「子育て世帯に冷たい市」という印象を持たれてしまったのは事実でしょう。
待機児童問題の解消を図る方策によって子育て世帯に敬遠されてしまい、結果的に待機児童が減少したら皮肉そのものです。