百日咳の流行が止まりません。
2025年6月15日までの累計感染者数は3万1966人となりました。早くも2019年の年間感染者1万6845人の倍近い数字となっています。
「百日咳」今年の累計感染者数3万人超え 過去最多…2024年の約8倍 乳児かかった場合は重症化し死亡するおそれ
https://news.yahoo.co.jp/articles/413410e89499b3c1c72ae8b1c40e5d0650c1a990
大阪でも大流行しています。感染者が全然減りません。6月22日までに1738人の感染を確認しており、既に5月に年間最多感染者数を更新しました。
感染報告が多い年代は0歳児と小中学生です。年齢別症例数でも突出しています。
小中学生は学校にて感染が広がっていると考えられます。学校等の感染状況は感染症情報マップ(マップビュー)で確認できます(システムを行っている学校等に限る)。
複数人が感染していた学校や、近隣地域にある複数の学校にて同時期に感染者が確認された地域等が確認できます。
感染症情報マップ(マップビュー)にてここ1か月程度の数字を見たところ、大阪市東淀川区の小学校(2校)・富田林市の小学校・岸和田市の小学校・交野市の小学校にて複数人の感染が確認できました。中には同時に「5人」が感染していた学校もありました。
また、岸和田市・貝塚市・羽曳野市・堺市では近接した地域にある複数の小中学校にて同時期に感染者が確認できました。その地域での感染の広がりを示唆する情報です。
感染を防ぐには、地道な手洗い・マスク着用・換気の徹底・体調不良時は早めに休むのが大切です。コロナ対策と同一です。0歳児は4種混合ワクチンを早急に接種し、小中学生はワクチンの追加接種を行うのが重要です。
いつまで経っても風邪症状や咳が治まらなかったら、掛かりつけ医へ電話連絡した後に受診して下さい。


