大阪府内で発生したインフルエンザ患者数がここ10年で最悪の数字を更新しました。定点当たり患者数が「66.27」に達しました。見た事が無い数字です。

 大阪府は9日、インフルエンザの大阪府における定点あたりの患者報告数が、過去最多を記録したと発表しました。2024年第52週(12月23日から12月29日)は「66.27」と前週の「45.75」からさらに増加し、過去最多を記録しました。

 大阪府によりますと、府内での12月23~29日の定点あたりの患者報告数は「66.27」となり、警報レベルの基準値である「30」を2倍以上超え、感染が急速に拡大しています。

 「定点あたりの患者報告数」とは、約300ある定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数のことです。「66.27」は、12月23日から29日にかけて医療機関あたりの平均患者人数が66人以上だったことを示しています。(以下省略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e64ce2cdad3e5cf01af0a06732dcbaa8326781d7

こちらのグラフをご覧下さい。年末に掛けて垂直状に伸びている青グラフが2024年の数字です。コロナ禍前の年末と比べ、3倍以上の患者が発生しています。

https://www.iph.pref.osaka.jp/teiten/20210127162117.html

お正月を挟んだ年末年始に患者数は一時的に減少しました(休日急病診療所がある大阪市西部を除く)が、社会が動き出した今週以降の患者数が再び増加に転じるのは間違いありません。年末年始もコロナ禍前の倍程度の患者数が報告されています。

患者数がどこまで増えるかは全く想像できません。最悪の場合、過去のピークだった定点当たり患者数約50人の3倍程度、つまり約150人まで増加する可能性もあります。社会活動に大きな影響を及ぼす水準です。

学校や保育所等での感染拡大も不可避です。学校等毎の感染者数や学級閉鎖数等は感染症情報マップ(マップビュー)から確認できます。

始業式に取材が入った城東小学校では、早くも10%近くの児童がインフルエンザ等で欠席しているそうです。

 城東小学校では全校児童400人のうち、インフルエンザなどで30人ほどが欠席し、約370人が始業式に出席しました。教室
https://news.yahoo.co.jp/articles/050754d045586ac2e8ff91e43767ddb8cd8c0c1c

インフルエンザ対策はコロナ対策と同じです。「マスク着用」「体調不良時は早めに休む」「密を避ける」「手洗い」「換気の徹底」「ワクチン接種」等は容易に実行できます。体調が優れない時は早めに休むのも大切です。

表立って報道されていませんが、新型コロナウイルスも流行り始めています。くれぐれもお気をつけ下さい。我が家は子供にマスク着用を徹底させた上で登校させています。