新居浜上部のぞみ保育園(愛媛県新居浜市)にて慣らし保育中だった男児(当時8か月)がリンゴを喉に詰まらせた事故から2年が過ぎました。


新居浜上部のぞみ保育園でリンゴを食べた8か月園児が意識不明・報告書公開
生後8か月男児がリンゴ片で窒息 「重大な誤嚥リスクに誰も気付かず」検証報告書が公開 愛媛県新居浜市
保育園で食べたリンゴで窒息、1年1カ月経っても意識戻らず 両親は24時間看護 愛媛県新居浜市

24時間体制で看護を続けているご両親が読売新聞に手記を寄せました。

保育園でリンゴ詰まらせた男の子、意識不明のまま2年で体重は2倍に…両親が手記で「現実と向き合い進んでいくしかない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2eaeecefc33bf52da9236b4141cb7b8fca2fa83

男の子は体重が2倍になるなど、身体は大きく育っています。容体や生活は安定してきました。

一方で男の子の成長や24時間看護に伴う様々な問題や課題が顕在化・深刻化しており、ご両親が窮状を訴えています。

具体的には「外出時の持ち物の多さや呼吸器の電源確保が大変」「重量30キロのバギーを車に乗せるのが大変」「市販の服が合わず、既製服を手直しするコストが負担」「地元の金融機関に住宅融資を断られた」です。

街中でも大型バギーを時折見かけます。ベビーカーや車いすにしては余りに大きく、様々な医療機器を下部や後部に装着していました。あれだけの大きさ・重さのバギーや子供を車に乗降させるのは肉体的負担が極めて重いです。

服も課題です。やや古い資料となりますが、障がい児の為のロンパース等が購入できる店舗をまとめたサイトがあります。

【比較表付き】障がい児のための 大きめロンパース・前開き服が買えるサイト一覧
https://unleash.or.jp/moms/document/2021/11/13205/

金融機関から融資を断れたのは酷な話です。24時間看護の為に就労等が制約されてしまい、融資に必要な条件等を満たせず、返済能力が不安視されたのだと思います。

損害賠償を一括で受け取って住宅を購入するしかないのでしょうか。定期的に支払われる賠償金を収入と見なすして融資を受ける、というのは難しいのでしょうか。

金融機関目線としてはやむを得ないかもしれませんが、あまりに画一的な対応だと感じました(金融機関はそうした物ですが)。

もしも私が当事者だったら、国交省や金融庁へ「何とかならないでしょうか、何らかの制度はないのでしょうか」と相談します。良いアイデアや情報等をお持ちの方がおられましたが、コメント等でお寄せ願います。