事故が発生した石上どれみ保育園

極めて残念な事故が起きてしまいました。保育園の駐車場に車を停めようとした保護者が、他の園児をはねて死なせてしまいました。

保育園駐車場で3歳女児はねられ死亡 車運転の介護福祉士逮捕

10日朝、三条市の保育園の駐車場で、この保育園に通う3歳の女の子が軽乗用車にひかれて死亡し、警察は、車を運転していた介護福祉士を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。

10日午前10時ごろ、三条市石上の保育園の駐車場でこの保育園に通う深澤みのりさん(3)が軽乗用車にひかれました。

深澤さんは当初、意識があったということですが、その後、意識不明の重体となり、およそ3時間後に新潟市内の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、軽乗用車は別の園児の送迎に来ていて、駐車場でバックしていたところ深澤さんをひいたということで、警察は運転していた介護福祉士の丸山啓介容疑者(38)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。

保育園によりますと、深澤さんは保護者と一緒に車で登園し、車から降りたところ、駐車しようとした軽乗用車にひかれたとみられるということです。

警察の調べに対し、丸山容疑者は「車をバックさせていたところ、『ドン』という音がした。けがをさせたのは間違いない」と容疑を認めているということです。

警察は、丸山容疑者が後方を十分に確認していなかったとみて、容疑を過失運転致死に切り替え、詳しい事故の原因を捜査しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210610/1030017136.html

園駐車場における事故は全国各地で発生しています。

1歳女児が高浜市立吉浜北部保育園(愛知県)の駐車場で死亡 他保護者のトラックと接触
2歳女児がこおりん保育園(大分市、認可外)の駐車場ではねられ死亡 他保護者の車と接触
【ニュース・6/24不起訴】大東つくし保育園(大東市)の駐車場で車と接触、2歳女児が死亡

大きな駐車場で小さな子供が1人で歩くのは本当に怖いですね。

発育具合によって違いはありますが、3歳児の身長は90センチ~1メートル程度です(90センチ服は長期に渡って着続けました)。

車の陰に入り込んだら、立っていても見えないぐらいです。座ったら全く見えません。

石上どれみ保育園は新潟県三条市石上にある保育所です。

上越新幹線燕三条駅と三条市役所ほぼ中間地点にあり、双方へ車で10分も掛からずに辿り着けます。非常に利便性が高い場所にあると感じました。

地方都市なので、保育所への登園や出勤には自動車を利用する方が大半なのでしょう。園の正門横には、20台以上が停められる駐車場が備えられています。

事故はこの駐車場の一角で発生しました。

ポイントだと感じたのは事故が発生した「午前10時頃」という時間です。

保育所を利用するのは保護者が就労している家庭が大半なので、仕事を開始する時間に間に合う様に登園します。お世話になっている保育所では、大半の園児が午前8時~9時の間に登園しています。

この時間帯の駐車場は登園する自動車で混み合っている筈です。細心の注意を払って運転し、同時に子供だけでは降車させない様に徹底している筈です。

しかし、事故が発生した午前10時頃に登園する園児は殆どいないでしょう。警戒心が薄くなってしまうのは仕方ありません。

事故に遭った園児は、母親が他の兄弟を車から降ろそうとしている最中に先に降車したそうです。

 「園によりますと、みのりちゃんは母親が他の兄弟を車から降ろそうとしていたところ、事故に遭ったということです」(記者)

https://www.youtube.com/watch?v=lAllM0ZCpqg

「他に動く車はないから、先に降ろして登園してもらおう」という気持ちなったとしたら、十分に理解できます。

同様に加害者は「この時間に登園する園児は他にいないから、8時台ほど厳重に注意しなくても大丈夫だろう」と感じるのも理解できます。

あくまで推測となりますが、登園する園児が通常はいない時間帯において、それぞれが十分な注意を払わなかったのが事故の遠因ではないかと感じました。

未就学児は本当に予期しない動きをします。急に走り出し、車に飛び出した事もありました。咄嗟に腕を掴んで引っ張りました。

こうした事故を防ぐには、「子供を1人だけで絶対に降ろさない」を徹底するしかないでしょう。ご冥福をお祈りします。