(追記)
確定数値が出ました。半数以上の全日制高校が定員割れしました。
大阪府教育庁が7日発表した、府内の公立高校入試一般選抜の最終出願状況。全日制128校の平均倍率が1・02倍と、現行制度となった平成28年度以降、過去最低を記録した。
難関大学への進学実績で人気が高まる文理学科を設けている各校で北野が1・27倍、天王寺が1・21倍、三国丘が1・31倍だった。
一方、全日制65校で1倍を下回り、地域の伝統校の寝屋川が0・94倍、八尾が0・99倍だった。
https://www.sankei.com/article/20250307-XCMUQGEXSFKTLNI3IEPE3RDNA4/
主要校の最終倍率です。
北野 1.27
大手前 1.19
高津 1.29
天王寺 1.21
豊中 1.49
茨木 1.36
四条畷 1.44
生野 1.26
三国丘 1.31
岸和田 1.18
春日丘 1.46
泉陽 1.32
千里 1.34
池田 1.19
寝屋川 0.94
八尾 0.99
富田林 1.06
住吉 1.26
東 1.18
鳳 0.94
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3月5日~7日に掛けて行われている令和7年度大阪府公立高校一般選抜にて、6日14時時点での願書受付状況が発表されました。
北野1.27倍 三国丘1.30倍… 大阪公立高一般選抜入試出願状況
大阪府教育庁は6日、府内の公立高校一般選抜の出願状況を発表した。全日制課程の総募集人員3万3250人に対し、3万3227人が出願。平均倍率は1・0倍だった。7日も出願を受け付ける。
普通科(単位制を除く)でみると、総募集人員1万9267人に対し1万9111人が出願し、平均倍率0・99倍。普通科単位制は同0・95倍。他の学科の平均倍率は、専門学科が1・07倍、総合学科(クリエイティブスクールを除く)が0・88倍だった。
学力試験は12日、合格発表は21日に行われる。
https://www.sankei.com/article/20250306-AC5IZHU2UVMKHHBRWQED542CLI/
一般選抜募集を行う全日制高校128校の内、6日14時時点で75校(58.6%)が定員割れ(倍率1倍未満)となっています。
(大阪府公表資料より作成、倍率赤枠は1倍未満)
特に実業系高校や旧第2学区(大阪市を除く)・旧第3学区(大阪市を除く)・旧第4学区にある高校は大半が定員を割っています。一定の競争環境を保っているのは、GLHS各校と泉陽高校等
しかありません。
昨年度の入試では、4割強の高校が定員割れとなりました。今年は更に多くの高校が定員割れとなる可能性が強いです。
最大の原因は出願者の減少です。昨年の中間発表時点では3万5716人が出願していましたが、今年は3万3227人へと2,489人も減少しました。専願者が1,729人も増加した私立高校とは対照的です。
私立高校無償化によって大きな影響を受けるのは中堅校と言われていました。しかし、文理学科への出願者も減少しています。
最終締切までに出願者はもう少し増えるでしょうが、誤差の範囲です。全日制高校の半数以上が定員割れとなりかねない、危機的状況を迎えています。至らしめたのが大阪府による私立高校授業料無償化というのが皮肉です。