今年4月に実施、7月に結果概要が公表された「令和6年度 全国学力・学習状況調査」につき、個別の調査結果が学校から返却されました。
数年前に返却された調査結果はカラー印刷された用紙でしたが、今回はモノクロ印刷された物でした。こんなところで経費を削減しなくても・・・・。
結果は日頃の学習状況や学力を反映した内容でした。得意教科はそれなりに、苦手教科は目も当てられない結果でした。せめて全体の正答率が高い問題は間違えずに回答してもらいたいです。
こうしたテストを実施する事に対しては、賛否様々な意見があります。ただ、保護者目線としては、「問題毎の成否や正答率を全国数十万人の同級生と比較できる」というのは非常にありがたいと感じます。
学習塾等に通塾していない限り、こうした大規模なテストを小中学生が受験する機会はありません。たとえ学習塾の模擬試験を受けていたとしても、母集団は当該学習塾に通塾している児童生徒に限られます。
全国ほぼ全ての児童生徒が受験し、その中での立ち位置が分かるテストは貴重な存在です。
テストの結果より各小中学校毎の学力水準も見えてきます。平均点が高い中学校は難関校や進学校への進学者が多い、低い中学校は少ないという結果も示されています。
大阪市では秋から冬に行われる学校協議会にて各校毎の結果が配布され、同時期に各小中学校のウェブサイトに掲載される見通しです。