厚生労働省が「出産ナビ」を開設しました。
地域やサービス内容といった条件を設定した上で分娩を扱う施設を検索し、施設の情報・助産ケア・付帯サービス・費用等の詳細情報を確認できます。
さっそく大阪市内にある分娩施設を検索しました。「出産ナビ」は約9割程度の施設を網羅していますが、大阪市内で分娩を取り扱っているのは40施設でした。意外な少なさに驚きました。
気になるのは出産費用です。
たとえば大阪市立総合医療センター(都島区)で分娩にかかる費用の総額は「平均値 703,000円」とされています。出産育児一時金(大阪市国民健康保険の加入者は488,000円~500,000円)を大幅に上回ります。公的施設なので一時金と同程度に収まると思いきや、全くの見当違いでした。
反対に医療法人が運営する「なかがわレディーズクリニック」(住吉区)は「平均値 565,000円」とされています。一時金を若干上回る程度の費用となります。
当然ながら分娩にかかる費用の総額は施設の善し悪しに直結しません。ただ、各施設での費用にこれほど大きな差があると、出産する施設を選択する一つの要素となります(住居からの距離・立会出産の可否・附帯サービスの有無等、他の要素の方がより重要ですが)。
我が家がお世話になっている保育園では多くの方が妊娠中です。2~3か月ほど姿を見かけないと思いきや、ある日唐突に小さな小さな子供と一緒に保育園でばったり会ったりします。
「大阪で出産した」という方もいれば、「実家に里帰りした」という方もいます。中には「以前は里帰り出産したけど、産院が分娩取り扱いを中止したので、今回は大阪で」という話も聞きました。
試しに日本で最も分娩等に要する費用が最も高いとされる東京でも、飛び抜けて高いと言われる愛育病院を調べてみました。「平均値 1,117,000円」でした。噂に聞くだけのことはありました。
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