この冬は各地で3年ぶりにインフルエンザが大流行しました。幸いな事に我が家は誰も感染しませんでしたが、お世話になっている保育所や学校ではクラス閉鎖が行われたとも聞きました。
お世話になっている保育所では日々の感染者を公表しているので、流行の規模が随時分かります。一方で学校は公表していません。子供から聞いた「○○くんと××ちゃんがお休みしてる」「○年○組はお休みみたい」といった断片的な話を組み立てるか、学校から配布される「かぜ等疾患にご注意を」といったプリントから推し量るしかありませんでした。
また、大阪市はコロナ禍前まではウェブサイト上に学校名・学級名毎の臨時休業情報を掲載していました。しかしながらコロナ禍以降は掲載していません。
学校・保育所・地域等でかぜやインフルエンザ等がどれだけ流行しているかを知る術がないかと探していましたら、想定を遙かに超える資料を見つけました。学校等欠席者・感染症情報システムにおける感染症情報マップ(マップビュー)です。
これは公益財団法人日本学校保健会が運営しているサイトです。学校等(幼稚園・保育所等も含む)における欠席者や感染状の発生情報を施設の担当者が日々入力し、集計された情報を地図形式で表示する物です。
新型コロナウイルス・インフルエンザ・感染性胃腸炎・発熱等・家族等のかぜ症状等・その他疾患等の種類毎に、都道府県・市区町村・学校(施設)毎に罹患者数・学級閉鎖数等を表示します。
たとえば大阪でインフルエンザが大流行していた、2023年1月31日の情報はこちらです。
出席停止情報_インフルエンザ【割合】_施設
https://public.tableau.com/shared/7HHG9ZZ4M?:display_count=n&:origin=viz_share_link
インフルエンザによる出席停止者が発生した施設がマーキングされています。また、施設内における出席停止者の割合に応じてマーキングのサイズが変わっています。
また、グラフ形式で表す事も可能です。大阪市(下記データは中央区)で1月から2月に掛けて出席停止人数が急増した実態が掴めます。また、4月になっても散発的に感染者が発生しています。
全ての施設を網羅しているわけではありませんが、地域や施設における感染症の流行状況が一目瞭然です。感動してしまいました。
お世話になっている学校では風邪やインフルエンザ等は流行していないそうですが、保育所では体調不良で欠席する園児が高水準で推移しています。慣れない新生活で体力が削られ、ノーマスクの園児同士でかぜ等が蔓延しているのでしょう。