新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから1年が経ちました。我が家は2度目の感染は避けられていますが、周囲からは「まさか2024年になってから感染するなんて」「これで2回目」という話を聞きます。
反対に子供が罹りやすいペルパンギーナやRSウイルスの感染者は増加傾向にあります。
乳幼児がかかりやすいヘルパンギーナやRSウイルスなど、新型コロナ以外の感染症は増加傾向にある。免疫の低下などが原因とみられ、今年に入ってからは新型コロナとインフルエンザの同時流行も起きた。
我が家の子供も昨年にヘルパンギーナに感染し、長期間のお休みを余儀なくされました。
大阪府内でもRSウイルスが大流行しています。2024年第16週(4月15日~4月21日)は、過去10年間の同時期としては定点あたりの患者数が過去最多となりました。
一方で子供がいわゆる「ただの風邪?」と考えられる症状で休む回数は減少しています。成長するに従って風邪等をひきにくくなるのは当然ですが、既に小中学生となった上の子達が同年齢だった当時と比べても体調を崩す回数が激減しています。個人差とは思えない程の違いがあります。
思い当たる節はあります。お世話になっている保育園の変化です。
コロナ禍以降は「登園できるのは37.5度以上の発熱から解熱し、かつ24時間が経過してから」との規定を厳格に運用しています。保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)は「24時間以内の38度以上の熱が出た場合」「朝から 37.5℃を超えた熱があることに加えて、元気がなく機嫌が悪い、食欲がなく朝食・水分が摂れていないなど全身状態が不良である場合」としており、これより強い基準を用いています。
保護者としてはキツいです。もしも日中に保育園から「37.8度の発熱があります。お迎えをお願いします。」との呼び出しがあった時点で、翌日のお休みが確定します。
一方でこうした基準により、体調が万全でない児童が登園して他の園児に何らかの病気を広げてしまう可能性は著しく減少しました。
また、コロナ禍を経て保育室内の換気が大幅に強化されています。換気扇の性能が向上し、空気清浄機の台数も増えました。コロナが5類に移行した後もマスクを着用している保育士や保護者は少なくありません。
未就学児の通院回数が減ったのは本当に助かっています。待合室で長時間待たされる機会が減り、精神的にも経済的にも楽になりました。
衛生意識の変化を如実に感じています。コロナ禍の最中に感染しなかった各種感染症が流行りつつあるとしても、それ以外の疾病に感染する頻度が目に見えて減少しているのが実感です。