2024年度(令和6年度)の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は4月18日に実施されます。今年は小学生は国語と算数、中学生は国語と数学を解きます。英語はありません。

令和6年度全国学力・学習状況調査の実施について(通知)

https://www.mext.go.jp/content/20231221-mxt_chousa02-000033188-1.pdf

我が家の子供は対象学年となっています。子供に「学校で何かしらの対策はしているの?」と訊いたところ、「何もしていない」との返事が返ってきました。特段の対策は不要としても、せめて問題形式ぐらいは確認しておいて欲しいものです。

過去問や正答例等が国立教育政策研究所ウェブサイトに掲載されているので、ダウンロード&印刷して解かせました。

令和5年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について
https://www.nier.go.jp/23chousa/23chousa.htm

答案を見る限り、課題は国語の論述問題でした。「○○字以内で書きなさい」という指定を守っていない、「てにをは」の使い方が無茶苦茶、句点を打つ場所がおかしい等、文章を書く能力に難点があります。

以前に学校の先生からも「最近の子供は文章が読めない、書けない」という話を何度も聞きました。読書量が減っているのに加え、動画メディア(Youtube等)の影響が極めて大きいそうです。文章を読まず、専ら動画で吸収してしまうのです。

また、学校の授業でもICT機器を活用する機会が増えており、鉛筆で長文を書く課題が減っているそうです。

文章の読解・記述能力は学習の基礎能力です。これが疎かになっていると、国語以外の学力にも影響が生じます。

ただ、読解能力等を上向かせるには普段の努力が必要です。問題集をやりこんでもなかなか向上しません。日常的に多くの文章に触れる機会が重要でしょう。

子供には以前から口を酸っぱくして「本を読みなさい」と話しているのですが、気づいたら動画をずっと見ています。そろそろ匙を投げたくなってきました。

初めての問題形式に当惑しない様、できれば今晩の内に過去問に目を通したり解いたりする時間を確保するのをお勧めします。