新年度が始まって2週間が過ぎました。多くの保育園では新入園児の慣らし保育が終わり、通常通りの保育を実施している園と園児が大半だと思います。まだまだ親と離れたくない園児が泣き叫んでいる姿を頻繁に見かけますが、徐々に減っていくでしょう。

しかしながら、すぐに保護者が通常通りの就業時間に戻れるとは限りません。この時期に非常に多いのは「子供の体調不良」です。

保育園は集団生活の場です。誰かが風邪等を持ち込むと、十分な免疫が出来ていない子供達の間であっという間に広がってしまいます。朝は元気だったのに、夕方になると調子がおかしいのも日常茶飯事です。

また、慣れない生活で消耗している園児もいます。自宅とは違い、朝から夕方まで他のお友達と過ごすと疲れます。大人と一緒です。疲れた子供はすぐに発熱します。

4月から5月に掛けては保育園から頻繁に「お迎え電話」が掛かってきます。「○○保育園」と表示される携帯電話の発信者欄を見る度に心が沈みます。

保育園へお迎えに行った後は、その足で掛かりつけ医に向かいます。殆どはただの風邪なのですが、感染症や中耳炎だと厄介です。同じ保育園の園児と掛かりつけ医で会う事も多いです。中には同じクラスの園児複数人が待合室に集い、内心で「この子達で感染させあったのだろうなあ」と思う事もありました。

保育園から「発熱翌日は必ず自宅で休養して下さい」と要請されているので、次の日は自動的に保育園をお休みします。子供の発熱が長引いている事もあれば、すっかり元気になっている事もあります。仕事が進まない保護者は気が重いです。

毎年春から夏に掛けてはこの様な、子供の体調不良に怯える毎日が続きます。個人差等はありますが、気候が穏やかになる秋以降は体調を崩す機会が減りました。

保育園等に入園したばかりの保護者に是非考えて欲しいのは、子供が体調不良でお迎えや自宅保育を行う場合の役割分担です。

急ぎのお迎えは手を空けやすい保護者が行動するとしても、翌日以降も仕事を休んで自宅で看護するのとは別の話です。

それぞれの職務上の地位・働き方・テレワーク等の可否等により、誰が子供と一緒に過ごすかの最適解は各家庭で異なります。

但し、どの様な働き方等をしていても、いずれかの保護者が続けて仕事を休む負担は極めて重いです。

体調不良の子供を気遣いながら、通院・食事の準備・午睡等を行うと疲れます。更に業務上の連絡が入ったり、明日以降の仕事の段取りも考えなければなりません。「子供と一緒に休める」という意見は現実を何も知らないだけです。

同じ保護者が続けて看病等を行うのは避け、出来れば日替わり等で行うのが理想的だと思います。病児保育という選択もあります。

我が家は私が大量を崩した子供と数日続けて過ごした事があり、体調を崩してしまった私が大爆発した事がありました。夫婦間での話し合いが大切です。