2024年度保育所等一斉入所申込状況分析、第1回は大阪市全体の数字をざっと見ていきます。

※10月27日に発表された数字に基づきます。保育士等優先利用数は申込者数に含んでいます。


昨年と比較し、入所倍率が0.1倍以上増加した箇所はオレンジ、逆に0.1倍以上減少した区は水色、また入所倍率が2倍を超えた箇所は赤で表示しています。

0歳児0.7倍、1歳児1.23倍、3歳児1.16倍

2024年度一斉入所への申込数は前年より250人増加し、14,113人となりました。4年連続減少と思いきや、まさかの増加です。思わず声が出てしまいました。急激な少子化に保育需要の増加が勝った格好です。

考えられる原因は幾つかあります。このあたりでしょうか。

・物価高による生活苦からの就労増(特に2歳児)
・延長した育休が終了する(特に2歳児)
・コロナが5類に移行し、保育所等を利用する障壁がなくなった
・大阪市が2024年度後半から第2子保育料無償化を実施する(詳細はこちら
・子育て世帯の転入が増加した(但し統計上は大阪市でも少子化が進んでいる)

申込が増えているのは2歳児が突出しています。全年より216人も増加し、2,152人が申し込んでいます。1割以上も増加し、入所倍率は1.12倍へと急上昇しました。異常な事態です。

0歳児や1歳児の申込数も微増しています。

一方で募集数は全年より80人減少し、15,105人となりました。保育所等の新設ペースが一息ついた為でしょう。

特に募集数の減少幅が大きいのは0歳児(150人減)です。反対に1歳児は132人も増加しています。この違いは区別・施設別の数字を追わなければ分かりません。

最も入所倍率が高かった区は旭区の1.29倍でした。申込数が70人も増え、募集数が18人も減少した為です。1歳児申込数は35人増、2歳児23人増が効いています。

次いで倍率が高かったのは東住吉区の1.23倍でした。1歳児申込数が41人も増加しているのが主な要因です。

0歳児入所が難しいのは港区です。入所倍率が1倍を超えたのは港区のみです。市内中心部へ通勤しやすい&地価が中心部ほど高くないので、特に東部が子育て世帯の人気を集めている地域です。

港区は昨年も著しく入所しにくい状態となっていました。市内中心部と比べると保育所等が新設されておらず、保育需要の高まりが軽視されていた地域です。

1歳児は旭区が入所困難となっています。入所倍率1.76倍は突出した数字です。1歳児申込数が35人も増加しています。同区は0歳児や2歳児申込数も大きく増えています。大型マンションの竣工等があったのでしょうか。

1歳児は他にも港区・西淀川区・淀川区・東住吉区で1.4倍を超えています。いずれも市内中心部では無く、中心部へ通勤しやすい地域です。

中心部の再開発は一段落し、そこを取り囲む地域(インナーサークル)でのファミリー向け再開発が盛んになっているのかもしれません。

2歳児入所が最も難しいのは鶴見区です。入所倍率は1.82倍と著しく高く、入所できるのは2人に1人程度のみです。他には淀川区・東淀川区・阿倍野区が高倍率です。

概ねコロナ禍前までは市内中心部が高倍率という状態でした。が、コロナ禍を経て、高倍率地域は様変わりしました。注意が必要です。

今後の予定&運営支援のお願い

今年も各区毎の申込状況等を分析し、様々な情報等を掲載する予定です。

「○○区の情報を早く知りたい」「××保育所は昨年より入りやすいの?」等のリクエストがありましたら、記事へのコメントや問い合わせからお寄せ下さい。現在も体調不良が続いています。お時間を頂く場合がありますが、ご了承下さい。

同時に、皆様に運営支援へのご協力をお願いしています。

必要な育児・生活・事務用品等がありましたら、ウェブサイト上に設置しているAmazonリンク楽天リンクらご購入頂けると幸いです(特にAmazonギフト券を購入し、皆様ご自身で利用して頂けると嬉しいです)。