【重要･11/14更新】大阪市内で2024年4月以降に新設開所する保育所等が発表されました

待機児童問題の解決を重要課題とする大阪市は、保育所・地域型保育事業等の新設を積極的に進めています。

2024年（令和6年）4月以降に新設開所される保育所等が公表されています。

（令和５年度 保育施設等設置・運営事業者募集の選定結果についてより作成）

大阪市は2024年4月に保育所10箇所・小規模保育7箇所を新設する計画を有しています。

https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000550268.html

しかしながら、既に決定している保育所等は僅かに留まっています。今後も引き続いて募集や選定等が行われますが、計画通りに進むかは如何ともし難いです。

大阪市内でも少子化が進行しようとしています。就学前児童数は遂に減少に転じました。今後は大阪市という大都市でも少子化が急加速します。

大阪市は今後も多くの子供が産まれ、現に保育所等が不足している地域で募集を行っています。特に当ウェブサイトで繰り返し指摘した港区で複数の保育所等を新設するのは合理的です。

しかしながら少子化が急進行する状態で新たに保育所等を設置するのは、事業者にとってはリスクです。来春までに産まれる子供の数は推測できますが、数年後はどこまで減るか分かりません。

保育士の採用は依然として容易ではないと聞きます。我が家がお世話になっている保育所も保育士募集を継続しています。

また、以前と比べて30歳前後の保育士が目に見えて減りました。団塊ジュニア以降の長きに渡って続いている少子化・育児休業制度の充実・再就職の容易さ等が影響していると推測しています。代わりに40代～60代の保育士が増加しており、以前より活気が減ってしまいました。

大阪市では周縁部や0歳児はますます保育所等へ入りやすくなる一方、市中心部や1-3歳児は当面は入所しにくい（一定以上の点数が必要）という状態が継続すると考えられます。

見かけの申込数と募集数が同程度であっても、多くの子育て世帯は6年保育を行う利便性が高い保育所等を第1希望とします。その為、待機児童数が0人であっても第1希望とする保育所等へ入所できるとは限りません。

どの地域・どの年齢なら入所できるか、以前にも増して情報収集が重要です。