(大阪府教育庁からの通知、https://twitter.com/nakagawa_seita/status/1599199138021007361より)

先日、「大阪府・大阪市立学校はこっそり黙食解禁?」とお伝えしました。

【コロナ第8波】大阪府・大阪市立学校はこっそり黙食解禁?

一方でお世話になっている学校からは、これに関するお知らせやプリント等は何らありませんでした。学期末に行われた個人懇談にて、担任の先生に「黙食はどうなっていますか?」と訊ねました。返答は「現時点で黙食解除は考えていない。」との旨の返答がありました。

黙食中の現在でも話してしまう児童がおり、先生はその都度注意しているそうです。仮に黙食が解禁されれば、いくら「大声での会話は控える」と呼びかけても、子供は大声で話してしまうでしょう(声のボリューム調整が苦手です)。

近隣の他小学校に通っている方に訊ねても、「そんな事(黙食解禁)は全く知らない」という話ばかりでした。

また、各学校の学校日記も同様です。「黙食」で検索を掛けても、通知直後(11月末~12月頭)に黙食を解除した学校以外は表示されません。どうやら大半の大阪市立学校は黙食を継続している様子です。

これは当然の判断でしょう。いくら首長や文科省が「(事実上の)黙食解除を」と呼びかけても、学校現場を預かる立場からは判断に二の足を踏みます。猛威を振るう第8波、ツインデミック、換気しにくい冬、受験シーズン、逼迫する医療機関等、黙食を継続すべき理由ばかりがあります。

反対に児童間のコミュニケーションは給食以外でも取れます。わざわざ大きなリスクを取ってまで、食事中のコミュニケーションを促す必要性はありません。

黙食継続は「過度な制限」ではありません。「必要最小限かつ合理的な制限」です。子供達は給食の前後でコミュニケーションを取っています。