先日、お世話になっている保育所から「遅刻及び欠席連絡に関して」とのプリントが配布されました。大阪府岸和田市で保育園児が車内に取り残されて死亡した件を受けての事です。

【ニュース・11/14追記】父親が保育所に預け忘れ、保育所も連絡怠る 2歳女児死亡 大阪府岸和田市

プリントの内容は従前の内容の再確認です。遅刻や欠席をする場合は所定時間までに保育所へ連絡する、連絡無く欠席している家庭には保育所から連絡する、土曜保育を利用する方は勤務予定表を提出する、等です。

今年は園児が車内で放置されて死亡する事件が続きました。何度も大々的に報道されました。お世話になっている保育所も「園児の所在確認」を徹底しようとしています。

先日放送された「荻上チキ・ Session」に出演された猪熊弘子さん(ジャーナリスト)も同様の指摘をされていました(本題は裾野市の園児虐待事件でした)。

関係する部分の要旨です(裾野市の虐待事件に関する発言は省略)
・問題にしたいのは見失いの事故
・川やお墓や熱中症になる等、見失いプラスアルファで重大事故になった物が多数ある
・「数える」をどうやるか、機会でも無理、人の力で確実にやる
・人の力で確認できない園であったら、いくら安全装置を入れてもただ押しに行ってしまう
・公園の置き去りも問題になっている
・園内で見失って本棚の中に入り込んでしまって熱中症で亡くなった(注:上尾市立上尾保育所)、墓石の下敷きになった(注:高森町立みつば保育園)、今年は広島で川で溺れて亡くなった(注:小河内保育園
・子供の動静把握、人数確認を確実に出来ているのが保育の中でとても重要
・マニュアル化できておらず、何となくで伝わっている
・研修では数え方の見直しをお願いしている
・保育士の待遇は良くない、配置基準がOECD最低、園独自で人を増やすと給与も低くなる
・支援法で配置基準を上げるはずだったが、7年放置されている

「見失い」は本当に怖いです。特に外出中に子供を見失うと、血の気が引いてしまいます。決して多くはありませんが、何度か経験しています。皆さんもお気をつけ下さい。