夏のある日、お世話になっている保育園から「値上げのお知らせ」と題するプリントが配布されました。

円安やウクライナ紛争等により、様々な物価が高騰しているのは周知の事実です。そして、保育園もその例外ではありません。

保育料が値上がりするわけではありません。値上げされるのは、保育園を通じて外部の業者から購入・委託している物品やサービスです。

値上げ対象は多岐に渡ります。午睡用布団のレンタル料金・お便り帳・お便り袋・帽子・カバン・クレパス・スモッグ・写真等々、保育園を通じて各家庭が購入している物品ほぼ全てが値上げされます。

中には一挙に50%ほど値上げされる物品もあり、目を疑ってしまいました。

保育園は平身低頭で申し訳ありませんといった姿勢ですが、こればかりは仕方ありません。全てはウクライナに侵攻したプーチンと、円安誘導を続けざるを得ない日本政府に原因があります。

一部の通販サイトには「価格改定リスト」が掲載されています。スマートスクールの改定リスト(今年度分)PDFファイルは、既に100ページを越えています。

下記は改定リストの一部です。左側の黒字が旧価格、右側の赤字が新価格です。

ひかりのくにには「改定率 おおよそ10%(5~30%)」とあります。

https://www.hikarinokuni.co.jp/2022901

保育用品の値上がりは今後も続きます。直撃するのは、これから入所が決定して物品を購入する来春入所者です。また、既に在園している方も進級する際の負担が増します。

入所時に購入すべき物品等は、各保育所等や自治体のウェブサイトに掲載されています。ただ、記載されている金額は2022年4月以前の数字です。ウクライナ紛争後の急激な値上がりは反映されていません。

できれば入所面接や見学の際に、担当者へ「入所時に必要な保育用品の値上がり具合は把握されていますか?」とお訊ね下さい。きっと想定以上の金額が出てくるでしょう。